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HOME > 連載コラム > 伝統芸能の今を知る: 文楽<第1回 文楽を知ろう!>
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伝統芸能の今を知る「文楽」第一回 文楽を知ろう!

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文楽は2003年にユネスコの世界無形文化遺産に指定されました。
日本人なら誰もが知っていて当然、…と言いたいところですが、観たことがない方も多いのでは?
そこで、3回シリーズで文楽の世界をご紹介します。
(資料提供・取材協力/国立劇場)

■ 文楽ってどういうもの?

「人形」文楽人形は3人で操る「三人遣い」が基本。町人や家来、女中など端役に使う一人遣いの「ツメ人形」もある。 「大夫」大夫は一人で男役、女役、老け役から子供のセリフまですべてを語り分ける。ちなみに義太夫節は関西弁が基本。 「三味線」太棹の三味線を使用。大夫と一体になり、物語の雰囲気や登場人物の心をバチひとつで表現する。動物の鳴き声や風雨など、自然の音も弾き分ける。
文楽は大夫の語りと三味線が織りなす浄瑠璃に合わせて人形遣いが人形を操る「人形浄瑠璃」という芸能です。浄瑠璃を語る人を大夫と呼びます。
文楽の浄瑠璃は義太夫節といわれ、大阪が発祥の地。文楽も大阪で華開いた芸能で、300年以上の歴史があります。 文楽が諸外国の人形劇と違うところは、人間の心の機微や情までもが描かれている本格的なドラマを演じることと、人形遣いの姿が堂々と観客の前に登場することです。
また、一体の人形を三人で操る「三人遣い」という技法は世界に類のないものです。

■ 文楽は「三位一体」の芸能

大夫、三味線、人形遣いの「三業」で成り立つ文楽。一番目を惹くのは、舞台中央の人形たちです。ときにはダイナミックに、ときには繊細な動きをみせ、観る者を惹きつけます。そして文楽の要である大夫の語。大夫は場面説明や情景の描写、人形のセリフにいたるまで物語のすべてを語る、舞台の進行役です。その語りに三味線の演奏が加わり、人形が舞台を彩ることで物語が進んでいきます。
実際に舞台を観ると、三業の息がピッタリ合っていることに感動します。さぞや稽古を重ねているのだろうと思いきや、意外にも三業が一緒に行う稽古は、本番前の舞台稽古が一回のみ。「舞台は生もの。だから本番勝負」という考えでのぞむことで、三業が芸を出し合い、三位一体となって一つの舞台を作り上げているのです。
文楽の演目には『義経千本桜』『仮名手本忠臣蔵』など歌舞伎でお馴染みのタイトルもあります。それもそのはず、元々は人形浄瑠璃用として初演されたものが歌舞伎に取り入れられたという経緯があるからです。構成などは歌舞伎と異なる部分もあり、違いを見比べるのも面白いかもしれません。

人形の三人遣いイメージ
9月の文楽公演は『夏祭浪花鑑』(一部)、『菅原伝授手習鑑』(二部)です。
チケットのお問い合わせは、国立劇場チケットセンター  TEL : 0570(07)9900または http://ticket.ntj.jac.go.jp/ をご覧ください。
文楽についてもっと知りたい方は、こちらへアクセスしてくださいな。
日本芸術文化振興会
「文化デジタルライブラリー」http://www2.ntj.jac.go.jp/dglib/
「文楽への誘い」http://www2.ntj.jac.go.jp/unesco/bunraku/jp/
財団法人文楽協会オフィシャルウェブサイト
http://www.bunraku.or.jp/japanese.html
▲次回は文楽人形についてと、三味線の野澤錦糸さんのお話です。
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