サイトマップKissポート財団について港区コミュニティ情報誌「Kissポート」について環境への取り組み
港区コミュニティ情報ネットKissポート ここは港区のポータルサイト。最新の耳より情報がいっぱいです!
Kissポートからのお知らせ 今月のおススメ! イベント情報・チケット情報 サークル情報 施設案内
港区探訪 ふれあいコラム 連載コラム 地域人 Kissポートギャラリー
文字サイズ大きくふつう小さく
HOME > 連載コラム > 韓国家庭料理:第4回 サムゲタン
連載コラム
過去の連載コラム
韓国家庭料理 監修:姜 連淑(韓国伝統料理研究家)
バックナンバー
第4回 サムゲタン
サムゲタン(参鶏湯)。若鶏の腹にもち米、栗、ナツメ、高麗人参、松の実などの食材を詰め合わせた後、長時間煮込んだスープ料理。

8月に入りジリジリと暑い日が続きます。こんな日は、ついつい冷たい食べ物や飲み物をとりすぎ、食欲もなくなりがち。でもこんなときこそ、サムゲタンの出番です。韓国では熱々のサムゲタンは夏のスタミナ食として人気No.1。今回は夏バテ防止に役立つサムゲタンをご紹介します。

■ 土用のウナギ、三伏のサムゲタン

夏は気温や湿度が高く、体力を消耗しがちです。夏バテ防止の食べ物といえば、日本では「土用丑の日のうなぎ」が定番となっています。韓国でも土用の頃を三伏(※)といい、昔から「三伏の頃は、陽気をしっかり保たなければ陰気がはびこり、万物を痛める時期である」と言われ、暑さで消耗されるタンパク質やビタミンなどを十分摂取することが疲労回復・夏バテ防止に効果があるとされてきました。このとき食べる料理として一般的なのは、軟鶏白熟、ユクケジャン(牛肉にネギを入れた具だくさんの辛味スープ)、サムゲタンがあります。また特別なものに狗醤(犬の肉を使ったスープ)もあります。

軟鶏白熟は若鶏の頭と足と内臓を取り除いて、水洗いした後、お腹の中にもち米、ニンニク、栗、ナツメなどを詰め、軟らかくなるまで煮込んだものです。これに薬効のある高麗人参を加えたものがサムゲタンです。三伏の日は一般家庭でもひとりに一羽ずつ軟鶏白熟を作ります。また、専門店では熱々で具だくさんのスープをご飯と一緒に汗を流しながら食べる人でにぎわいます。このように、韓国では暑さ(熱さ)を避けるのではなく、「以熱治熱(熱を以て熱を制す)」の知恵で暑い夏を乗り切っているのです。

■ 薬食同源と美味しさの調和

サムゲタンには生後5~6ヵ月頃の卵を産む前の若鶏を使用します。若鶏は筋肉繊維が軟らかく、低脂肪で良質のタンパク源となるためで、さらに薬効をのぞむときは、烏骨鶏を使ったオゴルゲタンもあります。

サムゲタンに入れる高麗人参は、古来より「万能の生薬・不老長寿の霊薬」として珍重されてきました。世界最古の医学薬書の一つである『神農本草経』にも「体内の五臓を補し、精神を安静にさせ、長く服用すると体が軽くなり寿命も永くなる」と紹介されています。ナツメは鉄分とカルシウムが豊富で、弱った内臓を回復させる効果があります。これにスタミナと食欲を増してくれるニンニクが加わり、これらの食材が一つの器に入って、じっくり煮込まれることで、鶏肉は匙でほぐれるほど軟らかくなり、美味しさがスープにとけ込みます。まさに薬食同源を体現した料理なのです。

今回はサムゲタンのレシピをご紹介しますが、「高麗人参なんて近所に売っていない」という方には、高麗人参を入れない軟鶏白熟をおすすめします。作り方と食べ方はサムゲタンと同じ。またサムゲタン自体は特別な味付けもなく、薄味なので、韓国でも各家庭やお店で少しずつ作り方や味に違いがあります。スープ料理としてお好みの具や食べ方を工夫しても楽しいと思いますよ。


今回はサムゲタンのレシピをご紹介しますが、「高麗人参なんて近所に売っていない」という方には、高麗人参を入れない軟鶏白熟をおすすめします。作り方と食べ方はサムゲタンと同じ。またサムゲタン自体は特別な味付けもなく、薄味なので、韓国でも各家庭やお店で少しずつ作り方や味に違いがあります。スープ料理としてお好みの具や食べ方を工夫しても楽しいと思いますよ。

※三伏… 初伏(チョボク)、中伏(チュンボク)、末伏(マルボク)の3日の総称。夏至から立秋頃の庚(かのえ)の日をいう。

今月の一品
サムゲタン

<材料・1羽分>
●若鶏:1羽(約500g)
●高麗人参:小1本
●もち米:カップ1/3
●ナツメ:2、3個
●栗:2個
●ニンニク:2、3片
●水:1.2~1.5L
●塩・胡椒

<作り方>
(1)若鶏は尾の方から内臓をきれいに洗い流し、水気を切る。
(2)もち米を洗い、1時間ほど水に浸したらザルに上げる。
(3)高麗人参、ナツメを洗い、栗、ニンニクは皮をむく。
(4)鶏の腹に(2)と(3)を詰め、尾の穴を竹串で閉じる。
(5)厚手の鍋に鶏を入れ、かぶる程の水を注ぎ、火にかける。煮立ったら弱火にし、汁が乳白色になるまで1時間以上煮込む。
(6)鶏を大鉢に盛りつけたら竹串を抜き、煮汁を入れる。塩・胡椒を添えて供する。

<食べ方>
好みや習慣によっても異なりますが、一般的な食べ方をご紹介します。
(1)まずはスープを味見して、お好みで塩や胡椒で味を調えます。味をみながら、少しずつ足していきましょう。
(2)鶏肉をスープの中でほぐしながら食べます。このときお腹の中に詰めてあるもち米は、後でスープと一緒に食べるために残しておきます。
お肉は別皿の塩を付けると旨みもアップ。細かい骨が気になる人は、お皿に取り分けてもよいです。
(鶏の小骨が多いので、骨捨て用の器を用意しておきましょう)
(3)最後に残ったもち米とスープをお粥のように食します。栄養素のとけ込んだスープを最後の一滴まで堪能して、ごちそうさま!

▲このページのトップへ

個人情報保護について [PDF]サイトへのリンクについて

Kissポート財団
(公益財団法人 港区スポーツふれあい文化健康財団)
港区赤坂4-18-13赤坂コミュニティーぷらざ
電話:03-5770-6837/Fax:03-5770-6884
お問い合わせ:fureai-info@kissport.or.jp
Kissポート財団について
ISO9001/ISO14001 プライバシーマーク
このホームページはKissポート財団の公式ホームページです。このホームページのすべての権利は当財団に帰属します。
当財団の許可なく複製、転載は出来ません。