| HOME > 連載コラム > 港区・水辺の生き物研究所:シーズン2〈春・夏編〉 第4回 港区の水辺の今・昔 |
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ミナちゃんが今、立っているこの場所、現在のJR田町駅周辺には、江戸時代、日本橋に次いで大きな魚市場があって、遠浅の豊かな海が広がっていたんですよ。
海だったなんて驚きね!今じゃ高層ビルが建ち並んでるのに。
明治時代までは海水浴や潮干狩りが楽しめる美しい海辺があったんです。
時代の変化と共に、埋め立てによって東京港湾の海岸線は姿を変えていき、昭和初期にほぼ現在の地形となりました。 じゃあ、いろんな生き物たちに出合った運河も、昔は海だったのかしら?
そうなんです。冴えてますね、ミナちゃん。
現在、港区の水辺に張り巡らされている運河は、港から内陸への物資輸送のために、埋め立ての過程で造られたものなんですよ。 ふうん。じゃあ、海水浴や潮干狩りはできなくなっちゃったのね。
海ではなくなってしまいましたが、昭和24年頃までは、運河で子どもたちが泳いでいたんですよ。
泳げるぐらい水がきれいだったのね!運河で泳ぐなんてちょっと考えられないわ。
昭和20年代後半から、高度経済成長に伴う都市化・人口増加により、東京の水辺の水質は悪化の一途を辿ります。
悪臭など深刻な水質汚染は、平成になるまで続いたんです。 でも、今は悪臭なんてないし、いろんな生き物たちも観察できるわよね?
平成7年に東京都の下水道が100%整備された頃から急速に水質が改善されているんです。
下水処理施設は「水再生センター」と呼ばれるようになり、今では、カニやハゼなどの多くの生き物が生息しています。 「下水処理」と「水再生」じゃ、全然イメージが違うわね。
新たな形で、自然と共生できる環境づくりが進んでいるのね!
地域住民の方々の水質改善に対する意識も高まっています。
港区の水辺でまた泳げるようになる日もそう遠くないかもしれませんよ。 ![]()
![]() 水質の改善が進む港区の水辺は、地域住民の方々の新たな交流の場にもなっています。
「港区・水辺の生き物研究所 シーズン2〈春・夏編〉」は、今回で最終回となります。
本講座は「東京水辺再生プロジェクト」認定NPO法人 海塾の監修のもと制作しています。 |
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