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夢全開!で世界の頂に 子どもの頃から憧れていた「世界一」。オートバイのトライアルの世界選手権で日本人初のシリーズチャンピオンに輝き、その夢を手にした藤波貴久さん。MLBやオリンピックと同じく、世界の頂点にチャレンジし、自らとファンの夢を実現させました。 「自然の地形を相手に岩場や渓流などの難所を走破していくトライアルは、スピードではなくて、「技」を競うんです。オートバイが大きな岩を駆け上がっていく姿って、想像できますか? トライアルの世界は、そんな「えっ!」という驚きの連続ですね。ひとつひとつの「挑戦」をクリアしていく、その達成感を味わえるのが、トライアルだと思います」 道なき道を駆ける世界はまた、観客が間近で楽しめることも魅力のひとつだとか。 「サーキットでフェンス越しの遠くから観戦するのではなく、選手たちのトライをすぐそばで見られるんです。家族連れでも、きっと楽しめると思います。トライアルのすごさを肌で感じてみてもらえればうれしいですね」 時にしなやかに、時に豪快に大岩などをクリアしていくトライアル。藤波さんの豪快な走りには、"フジガス"の愛称がついたと聞きましたが。 「スペイン語で"全開"の意味をもつガスと名前の"藤"から、フジガス。直訳すれば、藤波全開!です。96年にトライアルの世界選手権に初挑戦したんですが、当時は技もなくて、いきなりアクセル全開(笑)。その印象が強かったんでしょうね。以来、フジガスと呼ばれるようになりました。フジガス!フジガス!と言われれば、気分も盛り上がりますし、自分でも気に入っていますよ」 まっすぐに前を向いて話す藤波さんらしいエピソードですね。3歳の頃からオートバイに乗り続けている藤波さんですが、世界一の夢は、藤波少年にとってどんなものだったのでしょうか? 「僕はたまたまバイクが好きでこの世界を目指しましたが、子どもの頃は父と二人「やるからにはチャンピオン獲りたいね」という憧れに近い夢でした。野球をしている子どもがプロ野球の選手になりたいなぁと思うのと同じだったかもしれません。可能性がいっぱいある子どもたちには、いつまでも夢をもって、あきらめないで頑張ってほしいですね」 日本に戻っているときには、デモ走行を日本全国でこなしている藤波選手。どこかでその「ドリームライド」が見られるかもしれません。そのときは、「フジガス!」コールをお忘れなく。 |
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