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ピーターパンと時の流れを感じて
ピーターパンと舞台に出合って 「学生時代、赤坂にホリプロの女子寮があったので、楽しい青春時代を過ごした街です」と、港区との関わりを教えてくれた比企さん。ホリプロタレントスカウトキャラバンで優勝し、14歳でデビュー。その翌年、榊原郁恵さん主演のピーターパンを観に行かれました。「初演を観たのですが、まずフライングに驚きました。大変そう…あんなのできない! と思ったんです。そうしたら次の年、ウェンディ役で出演する話が来ました。周りの方から、これはチャンスだよ!って後押しされたこともあり、引き受けてみたら、これが楽しくって。すっかり舞台の魅力にハマってしまいました」という比企さん。舞台の魅力は「ライブ感ですね。お客さんと同じ空気を吸って盛り上がる感じが素晴らしいんです。舞台はチームプレイなので、スタッフや共演者との親近感も生まれますし、同じセリフで演じていても毎回新しい発見があり、とても奥が深いんです」 ピーターパンに6年連続出演したあとは、テレビの仕事を控え、舞台を中心に活動することに。それから約15年、数々の舞台を経験し、女優として成長してきた比企さんが、ダーリング夫人役でピーターパンの舞台に戻ってきました。 胸がキュンとなる物語 「ウェンディを演じていた私がお母さん役で出演するのは、面白そうって、すぐOKしました」。はじめは、時代とともに変化してきた舞台に少し戸惑うことも。「今のピーターパンと私がウェンディを演じていた頃のピーターパンとでは、まったく違う舞台になっています。現代版というのでしょうか。私が演じていた頃は、オーソドックスな舞台という感じでしたが、現在のものは舞台装置やライティング、演出、セリフにいたるまで現代風にアレンジされています。たとえば、昔は『落としてきちゃったよ』というセリフが、今では『落としちゃったー。なんだよ、も~』というように、とても親しみやすい雰囲気に演出されています」。 このダーリング夫人役も今年で5年目を迎え、出演者の中でもっとも長くピーターパンに携わってきた比企さんだからこそのエピソードも。「郁恵さんのピーターパンを観ていた世代が母親になって子供を連れて観に来てくれます。ちょうど私と同い年くらいのお母さんですね。アンケートに、『比企さんを観て子供の頃からの色々な思いが甦ってきて、なんだか涙が出ました』という感想もあり、やっぱり続けていて良かったと思います」 ピーターパンの物語は、“大人になりたくない”という誰もが一度は抱く思いがテーマ。「だからこそ大人が観ても胸がキュンとなる舞台になっています。子供さんもジーッと、すごく集中して観てくれているんです。夢の世界に入れるという点では子供も大人も同じだと思います。ぜひ多くの方に観ていただきたいです」とピーターパンの魅力を明るく語ってくれた比企さんでした。 |
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