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![]() 音楽は、世の中で特別に素晴らしいものの一つ 喜びに満ちた歌を歌おう! 第九の魅力 第15回Kissポートクラシックコンサートで、ベートーベンの交響曲第9番(合唱付)のタクトを振られる大友直人さん。多くの人をひきつけてやまない第九の魅力を語っていただきました。 「第九は、ベートーベンの曲の中でも大変意義のある作品です。第九は全曲を演奏してこそ価値がありますが、第4楽章のフィナーレは、名曲の中でももっとも感動的な楽章であることは間違いありません。第4楽章の「歓喜の歌」は誰でも聞いたことのあるメロディーではないでしょうか。一度聞いたら忘れられない、多くの人と一緒になって歌える美しいフレーズです」 音楽家が王侯貴族に雇われて音楽を作っていた時代、ベートーベンは一人の音楽家として自立。自らが追い求める音楽を社会に発表していきました。しかし芸術を追求するあまり、大変難しい曲を作るようにもなっていったのです。 「音楽は多くの人々に愛され、求められるものでなければいけない。ベートーベンが原点に返り、多くの人に理解してもらえる本当の意味での音楽として作りあげたのが、第九ではないかなと思っています。 音楽というものは、世の中に存在しているものの中でも特別に素晴らしいものの一つです。『喜びに満ちた歌を歌おう! 音楽を通して人々が一つになろう!』第九は、ベートーベンの音楽への思いが表れた曲でもありますね」 第九を聴くと、自分も歌ってみたいと思われる方も大勢いらっしゃるようです。 「第九は、オーケストラと一緒に歌った経験のある方も何回も歌いたくなる曲です。メロディーは覚えやすいのですが、合唱のそれぞれのパートは難解で、歌い込むのは容易ではありません。ただそれを乗り越えオーケストラと一緒に作り上げていくと、本当に感動を覚えますよ」 Kissポートクラシックコンサートでの、ミナトシティコーラスとの協演も今回で5回目を迎えました。 「東京という大都会で、地域のコミュニティーを作っていくのは大変なことです。その中で港区民を中心に結成されたミナトシティコーラスは、いい雰囲気とクオリティーを持った合唱団になってきていると思います」 懐かしい街、麻布 幼少時代を東麻布で過ごされた大友さん。ビルが建ち並び、車が行き交う今の風景からは、想像できないほどのんびりした街だったそうです。 「古い住宅街と森元共栄会という下町の小さな商店街(現:東麻布商店会)がありました。麻布十番から東京タワーに行く道の飯倉、狸穴近辺、ソ連大使館やアメリカンクラブの下あたりが、その頃の僕の遊び場です。自転車に乗れるようになったのはそのあたりだし、ブランコに乗れるようになったのは、飯倉公園。母の実家が現在の東麻布にあり、引っ越した後も度々遊びに来ていました。母によると昔の永坂のあたりなどは、1日に車が数台通ればいい方。坂で昼寝ができたという話も聞きました。今はすっかり変わりましたが、麻布界隈はとても懐かしい街です」 音楽を奏でるかのように、軽やかに話される大友さん。私たちの目にもかつての街の光景が浮かんできそうです。 3月のクラシックコンサートでは、第九の他、ヴァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」が演奏されます。大友さんの手によってどんな情景が描きだされるのか、とても楽しみですね。 |
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