サイトマップKissポート財団について港区コミュニティ情報誌「Kissポート」について品質・環境への取り組み
港区コミュニティ情報ネットKissポート ここは港区のポータルサイト。最新の耳より情報がいっぱいです!
Kissポートからのお知らせ 今月のおススメ! イベント情報・チケット情報 サークル情報 施設案内
港区探訪 ふれあいコラム 連載コラム 地域人 Kissポートギャラリー
文字サイズ大きくふつう小さく
HOME > ふれあいコラム:大夫 豊竹 英大夫さん
ふれあいコラム
今、話題の人物をクローズアップ!
バックナンバー
大夫 豊竹 英大夫(とよたけ はなふさだゆう)さん

お客さんのかけ声や拍手、素直な反応が嬉しいね

大夫は場面説明や情景の描写、人形のセリフにいたる物語のすべてを語る、舞台の進行役です。公演中の出番を終え、「これで一日が無事終わった気分ですわ」と、くつろいだ様子の豊竹英大夫さんにお話を伺いました。

――英大夫さんがこの世界に入ったきっかけを教えてください。

祖父の影響で小さい頃から文楽を観たり、楽屋へ行ったりしていましたが、当時(約40年前)の文楽は一番の衰退期で。大阪の朝日座というところでやっていたけれど、お客さんよりも舞台上の人が多いときもあったりして、自分がやろうとは思っていなかったね。小説家になりたいと思っていたくらい。それが、20歳の頃、久しぶりに文楽を観たら、衝撃を受けて。「文楽はアブストラクト(抽象的な)芸術の極致だ」と思って。こんなにアブストラクトなことをやっていたんだって。文楽は古典芸能っていいますでしょ。でも初めて観る人にとっては新鮮なものですよね。私にとって20歳の頃に観た文楽も、まさにそれ。これはぜひやりたいなと思いましたね。

――舞台では大夫の語り分けが印象的ですが、やはりその役になりきるのでしょうか。

いろんな役に次々と切り替わらないといけないですから。切り替えが激しいので、その役になりきるのとはちょっと違うんです。なりきったようでなりきっていない。少し離れたところから見ている感じでしょうか。
語り分けは稽古のたまものですね。声の調子も公演初日と千秋楽では違ってきます。公演初日はキバッて少し硬い感じの声なんですが、だんだんと力みが抜けて、無理なく感情移入できるようになるんです。

――文楽の舞台を続けていく魅力とは?

やはり、お客さんの反応ですね。拍手をしてくれたり、かけ声を掛けてくれたり。海外公演に行くと差がはっきりわかります。情熱の国イタリアやブラジルでは、人形に刀が近づく場面があると、「NO~!」っていう声があがったり、ジェスチャーで表現したりして。舞台を楽しんでくれているな、というのがわかるんです。日本でも『文楽鑑賞講座』などで「どこで拍手したり、かけ声をかければいいんですか?」と質問されるので、その練習をしてみたりするんですが、いざ本番となるとできない(笑)。やはり恥ずかしいと思うんでしょうが、もっと素直に楽しんでもらいたいですね。

大夫の床本(ゆかほん)と見台(けんだい)
・床本は大夫が義太夫節を語るときの台本。大きな太い文字で1ページに5行で書かれている。右横の小さい文字は、声の抑揚を示している。
・見台は床本を置く台。漆や蒔絵など豪華なものや、代々受け継がれている貴重なものもある。
・おまけ情報 大夫と三味線弾きをよく見てみると、お揃いの裃を着ていることに気付く。大夫が三味線弾きの分も用意し、演目に合わせた柄をコーディネートしている。

連載コラムにて「伝統芸能の今を知る 文楽」掲載中です。こちらも合わせてお楽しみください!

豊竹 英大夫さん 写真

■プロフィール
昭和22年大阪生まれ。十世豊竹若大夫の孫。20歳で三世竹本春子大夫に入門、翌年初舞台。1969年四世竹本越路大夫(人間国宝)の門下となる。文楽の世界には珍しいクリスチャン大夫。国立文楽劇場・国立劇場以外にさまざまなイベントに出演。海外公演の経験も豊富。

▲このページのトップへ

個人情報保護について [PDF]サイトへのリンクについて

Kissポート財団
(公益財団法人 港区スポーツふれあい文化健康財団)
港区赤坂4-18-13赤坂コミュニティーぷらざ
電話:03-5770-6837/Fax:03-5770-6884
お問い合わせ:fureai-info@kissport.or.jp
Kissポート財団について
ISO9001/ISO14001 プライバシーマーク
このホームページはKissポート財団の公式ホームページです。このホームページのすべての権利は当財団に帰属します。
当財団の許可なく複製、転載は出来ません。