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![]() 大人にこそ観てもらいたい人形劇 7月18日・19日、赤坂区民センターでかわせみ座の人形劇『まぬけなリュウの話』が上演されます。山本さん・益村さんご夫妻が二人三脚で情緒豊かな舞台空間をつくりあげる「かわせみ座」の魅力についてお聞きしました。 ――かわせみ座の成り立ちを教えてください 山本:僕は都の無形文化財だった竹田人形座で修業して、1982年に独立。益村と出会ったのは地方の人形劇フェスティバルだったかな。 益村:私はもともと舞台俳優だったので「好きな芝居を続けていいよ」と言われて山本と結婚したんです。ところが、かわせみ座は山本一人で何もかもやっていたから、本番を半年後に控えて何もできていない。気がついたら人形製作を手伝い、舞台で人形を操っていました。翌年、ハンガリーで国際人形劇連盟の大会があり、ブダペストの国立人形劇場で『言葉のないおもちゃ箱』を上演したんですが、終演後のお客様のスタンディング・オベーションがすごくって…。それまで私は、お芝居の方が大事って思っていたけれど、これからはかわせみ座で人形劇をがんばらなくちゃって決心しました。 山本:ヨーロッパは伝統的に人形劇が盛んで大人の観客が多いんです。益村はバレエやお芝居をやっていたから、舞台の見せ方がわかっている。二人になってから相乗効果でいい舞台づくりができてきたなと思います。 ――かわせみ座の人形劇とは? 益村:かわせみ座の人形は、デザインから設計・製作まですべてオリジナル。一体作るのに半年かけることもあるんです。人形劇の操作には、糸操りや棒遣いなどがあるのですが、登場する動物や人物独自の動きができるよう、山本がキャラクターに合わせてコントローラーを考案しています。『まぬけなリュウの話』は、全長170cmのリュウが生きているかのように動きますよ。 山本:セリフに頼らない人形の表現力を大事にしたいんです。スタジオジブリの高畑勲さんが演出した『まほろばのこだま』は全くの無言劇。大人向けに作ったのですが、言葉の壁がないので、子どもにも、どこの国の人にも観てもらうことができ、海外でも高い評価を得ています。日本は“人形劇=子どものもの”というイメージが大きいのですが、ぜひ大人にもかわせみ座の人形劇を観ていただきたい。 益村:もちろん未来を担う子どもたちにも、いいものをちゃんと伝えたいし、本物を観てもらいたい。『まぬけなリュウの話』は、観てくれた大人も子どもも「今日は良かったね」と会話できる、心に残る作品にしたいと思ってつくりあげました。みなさんと劇場でお会いできるのを楽しみにしています。 |
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