サイトマップKissポート財団について港区コミュニティ情報誌「Kissポート」について環境への取り組み
港区コミュニティ情報ネットKissポート ここは港区のポータルサイト。最新の耳より情報がいっぱいです!
Kissポートからのお知らせ 今月のおススメ! イベント情報・チケット情報 サークル情報 施設案内
港区探訪 ふれあいコラム 連載コラム 地域人 Kissポートギャラリー
文字サイズ大きくふつう小さく
HOME > ふれあいコラム:バリトン歌手 吉川 健一さん
ふれあいコラム
今、話題の人物をクローズアップ!
バックナンバー
バリトン歌手 吉川 健一(よしかわ けんいち)さん

お客さんに喜んでいただける舞台をやっていきたい

12月20日(土)、高輪区民センターで「高輪うた声ホール 吉川健一 バリトン・コンサート」が開催されます。このコンサートに出演するバリトン歌手、吉川健一さんにお話を伺いました。

――バリトンってどんな声?

男性の声は、高い声がテノール、低い声がバスですが、バリトンはその間の高い声から低い声まで、幅広い音域の声を奏でます。声楽家でなくても出せる音域ですが、それだけに声の音色を要求されます。モーツァルトのオペラでは、『フィガロの結婚』の伯爵や『魔笛』のパパゲーノなど、音域が広く、演技力も要求される主役級の役がバリトンです。シューマンやシューベルトも、バリトンの声を活かした美しい歌曲をたくさん作っていますよ。

――『魔笛』のパパゲーノが当たり役ですね。

僕は、3年間の留学中、イタリアで歌っていた時期があったんです。とても有意義な生活だったけれど、僕は見た目も日本人で、母国語も日本語なんですね。コンクールで日本人の僕が賞をもらっても、賞に残らなかったイタリア人が、次の日にミラノのスカラ座でデビューしている。日本人の良さや自分のキャラクターを活かした舞台がやりたいと思っていました。

二期会公演『魔笛』のパパゲーノ(2005年)役での吉川 健一さん
二期会公演『魔笛』
のパパゲーノ(2005年)

そういう想いもあって、日本に帰国して最初に出会った役が『魔笛』のパパゲーノ。パパゲーノはお調子者で飽きっぽい、だけど純粋で憎めないキャラクター。王侯貴族が威張っていたモーツァルトの時代には、庶民の気持ちの代弁者だったんですね。
歌はドイツ語で、台詞(セリフ)は日本語という趣向のオペラだったので、内容を理解しやすくお客さんがどんどんのってきたんです。難しく聴こえるオペラも、意味がわかると親しみやすいんだなと思いました。もちろんモーツァルトは自分の国の言葉に曲をつけたので、ドイツ語で歌うことも大事。だけど原語のオリジナルの良さをわかった上で、日本人に楽しんでもらえるように歌えるのは、僕じゃないとできないし、僕のパパゲーノも僕でないとできない。そういう意味で転機になった役でした。これからもお客さんに本当の意味で喜んでいただける舞台をやっていきたいなと思っています。

――コンサートの演目について教えてください。

イタリアのトスティの曲を何曲か歌おうと思っています。トスティの曲はロマンチックなんですが、ちょっと渋めのバリトンで悲しみや喜びを出してみたいです。曲の1番はドイツ語、2番は日本語で、モーツァルトのアリアも歌います。原語と日本語を比べてみると面白いですよ。メインディッシュはヴェルディのアリア、日本の歌曲と童謡も歌います。バリトンの声で童謡を聴く機会はないでしょう?(笑)。

これは当日のお楽しみですが、皆さんと一緒に何か一曲歌いあげたいなと思います。そのためには声を出す秘訣や、腹式呼吸はどうやったらいいか、なんてコーナーも考えています。全員合唱で楽しく歌い上げるのが理想です。どうぞ普段着で気軽にいらしてくださいね。

吉川 健一さん 写真

■プロフィール
国立音楽大学大学院、二期会オペラ研修所修了。イタリアのヴィヴァルディ国立音楽院で世界的名バリトン、パオロ・コーニ氏の愛弟子として研鑽を積む。帰国後数々のオペラ公演に出演するほか、宗教ソリストとしても高い評価を得る。平成20~21年度地域創造登録アーティストに登録、親しみやすいコンサートやワークショップを全国に展開。二期会所属。

▲このページのトップへ

個人情報保護について [PDF]サイトへのリンクについて

Kissポート財団
(公益財団法人 港区スポーツふれあい文化健康財団)
港区赤坂4-18-13赤坂コミュニティーぷらざ
電話:03-5770-6837/Fax:03-5770-6884
お問い合わせ:fureai-info@kissport.or.jp
Kissポート財団について
ISO9001/ISO14001 プライバシーマーク
このホームページはKissポート財団の公式ホームページです。このホームページのすべての権利は当財団に帰属します。
当財団の許可なく複製、転載は出来ません。