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![]() 11月17日にサントリーホールで開催される『第18回Kissポートフレッシュ名曲コンサート』。ソリストとして出演されるアルト歌手の小川明子さんにお話を伺いました。 ――歌を始めたきっかけは? 母が合唱団に入っていたこともあって、育つ環境の中に音楽がたくさんありました。でも、小学4年生ぐらいまではおとなしーい少女だったんです。母の合唱練習に連れて行かれても、じっと座って本を読んでいるような(笑)。 5年生の新学期に、母の入っていた合唱団で、カルメン公演のための児童合唱の募集がありました。短期間で練習して2ヶ月で本番。学校でも目立っていたんでしょう、音楽の先生に「歌いにきて!」と誘われてコーラス部に入ってからは、夏休みも朝から晩まで合唱、合唱(笑)。中学、高校時代には学校の部活動の他に、一般の合唱団にも入って歌い、合唱三昧の日々を送っていました。 ――プロの歌手になろうと思ったのは? 高校1年生の冬に、地元の第九合唱団で、毎年バスのソリストをしてくださっていた高橋啓三先生を特別講師にお招きしました。発声指導のときに「君、ちょっと黙っててくれ」って言われて(笑)。ショックでふくれていたら、「いや、君の声があまりにきれいで大きいから、他の人の声が聴こえないんだよ」というフォローと共に声楽を勧められたんです。将来について考え始める時期に、たくさんの選択肢がある中から先生が鶴のひと声で声楽へと導いてくださったんですね。 ――合唱もライフワークのひとつとか。 声楽を本格的に始めてからも、合唱はずっとやめられません。独唱でも共演者の方とのバランスがとても大切だと考えています。この感覚は合唱をやっていたからこそ解るのではないかと思います。 教えるのも楽しいですよ! レッスンでは笑いが絶えません(笑)。合唱は一人ひとりの経験も違えば声も違うし、年齢も、考えていることも、性格も違う。だけどみんなでやると、ひとつの楽しい音空間ができて、楽しい時間が過ごせる。それに、みなさんに教える過程で、技術的なことや解釈を言葉にすると、自分にもフィードバックされることがたくさんあります。 ――出演される『第18回Kissポートフレッシュ名曲コンサート』について。 モーツァルトの『レクイエム』は、中学生のときに初めてラテン語で歌った合唱の曲です。鮮烈な思い出があるので、ソリストとして歌えるというのはすごい喜びですね。合唱のパートもソロのパートも、四声の絶妙なハーモニーがすごくきれいです。 コンサートでは、モーツァルトの音楽の素晴らしさと、そこに集う全ての人々―合唱・オーケストラ・ソリスト・指揮者そしてお客様―の力が集まってできる音空間の広がりを楽しんでいただきたいですね。お客様もその音空間をつくりあげるメンバーの一人としてコンサートに参加し、心が通い合うコミュニケーションの喜びをぜひ味わってください。 |
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