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ふれあいコラム
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2010年2月号 ショパンの幅広い魅力を、ぜひ、味わいにきてください/作曲家・ピアニスト 中山 博之(なかやま・ひろゆき)さん

3月6日に高輪区民センターで開催される、Kissポートスタッフによる企画コンサート『♪ショパンを楽しもう♪』。作曲家でピアニスト、ショパンとの共通点も多いと話す中山博之さんにお話を伺いました。

――中山さんにとって、ショパンの魅力とは?

母と姉がピアノをやっていたので、ショパンの曲は幼いころから身近にありました。僕は5歳からピアノを始めたのですが、ピアノをやっていると彼の曲に憧れますよね。『子犬のワルツ』や『別れの曲』が弾ければ一人前という感じがします。

ショパンの曲は全部好きです。ピアノが生きる、ピアノのために書かれた曲ばかりです。作曲をするようになって、ますます彼の曲調や曲の作り方が自分にぴったりだと感じるようになりました。曲を弾くことでショパン自身が弾いていた指の動きがわかる。メロディーを生み出す瞬間が伝わってくる。僕もピアノが大好きなので、ピアノへの愛が感じられるショパンの曲がこれほど好きなんでしょうね。

――ショパンと中山さん、共通点がいろいろあるようですね。

家族構成と、犬を飼っているのはショパンと一緒ですね(笑)。作曲家であり、ピアニストであるという点も共通です。ほかの人に曲を弾いてもらいたいと思う作曲家が多いなかで、僕は自分で作曲・編曲したものは自分で弾きたいんです。だからピアニストでもあります。自分で生み出したものを自分で弾くというのは最高の喜びですからね。

サロンで人気を博したショパンと同じく、僕もサロンの雰囲気が好きです。大きな演奏会で弾くよりも、演奏を身近に感じてもらえますからね。近い将来、自分のオリジナル曲をメインにサロンコンサートができるといいなと思っています。

――『♪ショパンを楽しもう♪』ではショパン役を演じられるとか。

ショパンの魅力をより味わっていただくため、スタッフのみなさんとアイデアを出し合いました。(僕が演じる)ショパンが実際にステージに登場して話すという演出によって、演奏だけでなく、曲が書かれた背景まで、臨場感を持って楽しんでいただけると思います。曲の背景を知ってから演奏を聴くと、きっと感じ方も大きく変わってきます。

曲目は、ショパンを知るために絶対に必要なものを選んでいます。美しい繊細な曲、母国ポーランドを想った力強い曲、若かりし日から晩年まで、さまざまな感情のときに書いた曲を並べました。また、彼の音楽に影響を与えた曲も演奏します。

――コンサートにいらっしゃる方にメッセージを。

コンサートで演奏されるすべての作品に対して自信と愛情を持っています。来ていただければわかる! 作品をより楽しむための演出や、演奏の編成に合わせた編曲によって、本当に楽しめる内容になっています。ぜひ、ショパンに会いにきてください。

中山 博之さん 写真
■プロフィール
東京藝術大学作曲科卒業。自身の作曲活動に加え、ゲーム・アニメの分野での制作・編曲のほか、アレンジ作品CDも多数。ピアニストとしても数多くの演奏会に出演し、映画・CM音楽、CDレコーディングのピアノ演奏など多岐にわたり活躍中。NHK文化講座「ピアノ名曲サロン・お話と演奏」講師。
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