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ふれあいコラム

今、話題の人物をクローズアップ!
BLACK BOTTOM BRASS BAND

SEIYA さん

YASSY さん

音を出して楽しむのが音楽。いっしょに合奏しましょう!

8月26日に赤坂区民センターで "ホーンズア ゴーゴー" ~楽器をもって大集合!~に出演する7人グループ、ブラック ボトム ブラス バンドから、YASSYさん、SEIYAさんにお話を伺いました。

ユニークなグループ名ですね! どんなお仲間なのでしょうか。

YASSY
ジャズ・クラシックを勉強していた学生が集まって結成したバンドです。ニューオリンズのザ・ダーティ・ダズン・ブラスバンドというグループに影響を受けてブラスバンドの世界へ。ジャズピアニストであるジェリー・ロール・モートンが作曲した「ブラック・ボトム・ストンプ」という曲に魅了され、その二つを合わせてグループ名にしました。
SEIYA
トランペット・トロンボーン・アルトサックス・テナーサックス・スーザフォン・スネアドラム・ベースドラムの7人編成です。YASSYはリーダーでもあり、〝ワッショイ番長" と呼ばれていて、バンドの熱量を上げる要。僕、SEIYAは、後ろから見守りながら、盛り上げたいときに色付けしていく役割です。
YASSY
コンサートでは、お客様にも一緒に盛り上がってほしい! そのためなら何でもやろうとメンバーとも話し合っています。

音楽の楽しさを伝えるブラスワークショップも実施していらっしゃいます。

YASSY
2004年より、一般財団法人地域創造「公共ホール音楽活性化支援事業」の登録アーティストとして、全国の小・中学校でワークショップを行っています。直接、地域へ出向き、音楽の普及活動を行うアウトリーチと呼ばれる手法です。どんな世界があるのか、心の扉を開けてみようとノックするのが僕たちの役目。子どもたちの純粋な心に接すると、コンサートとは違う喜びがあふれてきます。

心に残ったエピソードを教えてください。

YASSY
北海道の中学校で行ったワークショップでのことです。いつもなら曲の練習をするのですが、全く曲が仕上がっていないので、呼吸法から始めました。まずはおいしい空気を吸おう、おいしく吸わないといい音は出ないよと。もっと力を抜いて、キラキラしたものを想像しておいしい空気を吸おうと言い続けていたら、生徒の表情が明るくなって、全体の雰囲気も良くなったんです。その雰囲気のまま「美女と野獣」を演奏したら最高の出来に。心から楽しいと感じていれば、出る音もすばらしくなるんです。人間ってすごいですよね。貴重な体験をさせていただきました。
SEIYA
印象に残っているのは沖縄の小学生のマーチングバンド。全員が全身全霊で音楽に取り組んでいることに驚きました。どうすれば、こんな風に演奏ができるのかと先生に伺ったら、小学生は純粋なので、これが普通だと言えば、できてしまうのだとおっしゃっていました。たったそれだけのことでこんなに驚異的なバンドが作れるのかと衝撃を受けましたよ。教えに行った僕たちが逆に教えられました。

4月にリリースされた『Turkey A Go GO』について教えてください。

SEIYA
24周年で22枚目のアルバムです。アルバムの制作期間は通常、半年程度なのですが、今回は2週間しかなくて。しかしフタを開けてみたらすべてが良い方向へ進みました。バリエーション豊かで、バランスの良いアルバムになりました。
YASSY
今回のアルバムが一番良いと思っています。肩の力を抜いて、今を納得して切り取れたというかんじですね。着飾らない私たちをぜひ聴いてください。

8月26日に開催するコンサートは、合奏する参加者を大募集中です。

SEIYA
楽器にふれる良い機会になってほしいな。下手でもいいんです。音を出すってそれだけで楽しいじゃないですか!いっしょに盛り上がりましょう。
YASSY
どんな方でも参加OK。赤ちゃんのガラガラでも、ピアニカでも、音が鳴るものなら何でも良いので、持ってきてください。いろんな音が混じると、"おいしいスープ"みたいに味が出てくるんです。これまでで絶対一番楽しいプラスのコンサートになりますよ!

プロフィール

ブラック ボトム ブラス バンド

BLACK BOTTOM BRASS BAND
1993年、ニューオリンズスタイルブラスバンドとして活動開始。ストリートライブ等を経て、1996年、メジャーデビュー。国内外のロック・ジャズフェスティバルに出演、TVCM、映画への楽曲提供等活動の幅を広げている。2004年より、文化・芸術による地域づくりを支援する一般財団法人地域創造の登録アーティストとしても活躍中。