| HOME > 地域人:中谷 靜雄さん (東京都俳句連盟(都俳連)会長 「港区ふるさと小中学生俳句大会」事務局代表) |
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子供たちに俳句を通して港区を見つめなおしてもらいたい、そんな思いで始めて17年。この度、文化功労部門で東京都功労者として表彰された都俳連会長・「港区ふるさと小中学生俳句大会」事務局代表の中谷さんにお話を伺いました。
日本語の美しさに魅かれて 若いころ、仕事で南米に滞在した経験を持つ中谷さんは、現地にいる日系人の子供が話す日本語の懐かしさ、美しさに感動して、「ああ、日本語は大事なのだなあ…」と実感したそうです。そして日本語の大切さを伝える何かができないかと思いながら月日が過ぎました。そして定年間近になった昭和50年、ふと興味を持ったのが港区俳句連盟の俳句会だったそうです。「当時は勤務帰りにちょっと立ち寄る程度で始めたのに、気がつけばすっかり夢中になっていました」。 俳句を通して五感を磨いてほしい! 時は流れ平成元年、中谷さんは「港区ふるさと小中学生俳句大会」を開催しました。年々便利な地域になる半面、四季や自然が実感しづらくなってゆく港区の状況を見て、子供たちに俳句を知ってもらいたくなったからだそうです。「俳句に親しむと、常に五感を働かせるようになるため、感じたことを素直に表現できるようになります。都会にいるとつい片寄りがちな五感を同時に磨くので、目や耳だけでは分からない自然や季節の移り変わりを感じるようになりやすいのです」と言う中谷さん。 "俳句のようなもの"でいいのです 最初は応募数も少なく、苦労も多かったそうです。色々と工夫を重ね、対象者を区内在住並びに在学の小学校4年生~中学生にしてからは、かなりの応募数になりました。「やはり小学校の低学年の子には無理がありました。それに、最初は日常生活の中で俳句を詠むということが理解してもらえず、学校の先生方にお話ししても、修学旅行や遠足で、京都や箱根に行かないと俳句は作れないと思われて…。『学校へ行こうとしたら、蝶々が後をついてきたよ』とか『道端にタンポポがひとつ咲いていたよ』とか、そういう日常の発見に興味を持ってほしかったのです。まさに〝俳句のようなもの〟がほしかったのですよ」と中谷さんは振り返っていました。 |
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