| HOME > 地域人:谷口 由美子さん (東京消防庁 高輪消防署長) |
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消防署は生活安全のパートナー
白金、白金台、高輪と港南地区を管轄する高輪消防署。今年の4月、この高輪消防署に東京消防庁で初の女性署長が誕生しました。働く女性として、消防署長として活躍される谷口さんにお話を伺いました。 自分の力を発揮できる仕事 「母や叔母たちの働く姿を見て、私も自分の力を発揮できる仕事をしたいと考えていました。初めはアナウンサーを目指しましたが最終選考で漏れ、ほかの就職口を探しているときに、友人が教えてくれたのが女性消防官の募集でした。男性の補助的な役割ではなく、頑張り次第で男性と同じように働ける。そんな仕事が少ない時代でしたから、迷わず飛び込みました」 10倍を超える難関を突破し、東京消防庁の女性消防官第一期生となった谷口さん。実際の仕事はどのようなものだったのでしょうか。 「母体保護の観点から、女性が現場で消火活動をすることはできませんでした。でも、後方支援や被災した方の保護、都民の方への防火・防災教育など、自分を生かせる仕事をしてきました。第一期生ということもあり、自由に仕事ができました」。そんな先輩たちの頑張りもあって、64名でスタートした東京消防庁の女性消防官も現在では750名を超え、今年度からはポンプ車に乗る女性隊員も誕生したそうです。「今では社会や法律も変わり、女性の仕事の幅が広がってきました。女性が働く上で、結婚や出産など迷うことはありますが、あせらずに自分の仕事をコツコツ続け、解決方法を模索することが大切」と、二児の母でもある谷口さんから、働く女性へのメッセージです。 地域の力で安心・安全な街を 防火・防災のために私たちが注意することはどのようなことでしょうか? 「ご近所付き合いというのは、互いにルールを守ることですよね。夜にゴミを出さないなどのルールを守ることが、防火・防災につながります。また、災害時には『この家には誰々がいる』というような情報が役立ちます。新しい街ではご近所同士のつながりが弱くなりがちなので、その関わり方をどうしていくかが課題の一つです。家庭では“火へのこだわり”を持っていただければと思います。コンセントひとつにしても、挿しっぱなしで埃がたまれば火災の原因になる。だからたまには掃除しようとか、『こうしておけば火が出ない』と毎日の生活の中で“火へのこだわり”を持つ場面はたくさんあるんです」 「消防署は、緊急のときだけでなく、いつでも皆さんから頼られる強い存在でありたい。火災や防災、防火についての疑問や要望があれば、遠慮なく声をかけてください。街の方々が安心して生活できるよう、消防の存在をどのように生かしてゆくかを常に考えるのが消防署長の仕事です」という谷口さんは、頼もしく、素敵な女性署長でした。 |
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