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![]() 僕らの手で、泳げる水辺をもう一度
JR田町駅から海に向かって徒歩10分。高度経済成長期のころ底が見えないほどだった芝浦運河の水が、近年急速にきれいになっていることをご存じですか。「東京の水辺再生」を旗印に活動を続けるNPO法人海塾 代表の榎本さんにお話を伺いました。 「みんながドブだと思っているうちは行政も投資してくれない。まず区民が水辺に関心を持たないと」と語る榎本さん。そのために「カモプロ(カルガモの人工巣設置)」や「生き物プロ(カニやウナギの生息環境づくり)」、「カヌー教室」、「運河めぐり」など、地域の住民や行政を巻き込んでさまざまな活動を行っています。 「カモプロ」では、この冬設置した“世界初”のカルガモ人工巣に、さっそくヒナが生まれました。普段見ることができない巣での生活を間近に眺められるとあって、遊歩道や橋の上から毎日観察する住民も多いとか。「巣にはドラマがいっぱい。他のカップルとの巣の奪い合い、カラスからの攻撃、身を挺してヒナを守るオス。ここのパパは偉いんです。でも、巣に入ろうとするとメスにガァーって追い払われたり(笑)」 ![]() 田町から芝浦アイランドへ渡る渚橋からは、 カルガモ親子の姿を間近に見られます。 芝浦アイランド建設時には、芝浦小学校・芝小学校の子どもたちに、護岸工事の間カニの里親になってもらう「カニ引っ越し作戦」を敢行。放流の日、ほぼ100%のカニを海に帰せたばかりか、最初の人数よりも多くの子どもが集まったことが、心から嬉しかったそう。「せっかく“港”が付く土地に生まれた子どもたちに、水辺でのすてきな思い出をたくさん持たせてあげたい」と言う榎本さんの夢は、泳げる水辺を作ること。実はもうかなり近いところまで来ているとか。「海の水が汚れているのはなぜか。もう工業排水ではない。家庭排水だけなんです。みんなが気をつければ、少なくともこの水域くらいはどうにでもなるんです」。 すてきな夢の実現に向けて、私たちの水辺に足を運んでみませんか。 |
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