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都会的なビル街、四季を感じる自然、表情豊かな海。
港区には写真におさめたくなる “フォトジェニック”なスポットがたくさん。
あなたもカメラ片手に港区探訪!
新橋から浜松町方面に向かって歩いていると、突然現れる、西洋風の街並み。「汐留シオサイト5区 イタリア街」です。東京都の事業に基づく官民協働の開発プロジェクトとして計画され、地域住民の協力を得て実現しました。エリアには、ホテル、レストラン、カフェ等の店舗が並びます。花壇で彩られた円形の広場(汐留西公園)を囲むのは、黄色やオレンジ、緑等カラフルな建物。アーチ型の窓やずらりと並んだ円柱等、随所に洋風建築の様式が見られます。まるで本当にイタリアの街を歩いているかのように感じる景観は、本国の建築家の監修のもとデザインされました。
周辺にオフィスビルが多いことから、日中は公園のベンチで休憩する人も。国内外の観光客の記念撮影スポットになっているほか、映画や雑誌の撮影等にも使われています。またワインやピッツァ、映画等のイタリア文化を紹介するイベントも行われており、人気を博しています。
鮮やかな色の建物。
そんなイタリア街を訪れると、街のあちこちから異国情緒が感じられ、誰しも旅人気分でカメラを向けてみたくなるはず。映画等でよく見かけるオープンカフェや少し古びた質感の石畳は、上手に撮れば絵ハガキのような印象に。花壇の花と合わせて撮れば、季節感のある作品に仕上がります。
こうした街の風景を撮影する時には、主題の選び方が大切です。まずは、写真の主役となる被写体を決めます。遠くから広範囲を撮るのであれば、どこからどこまでをフレームに入れるか考えてみましょう。欲張りすぎて何でも1枚におさめようとせず、「これだ」と感じたポイントに絞ってシャッターを切ってみてください。イタリア街には絵になる風景がたくさんあるので、「素敵だな」と思った場所があればどんどんカメラを向け、独特のおしゃれな雰囲気を写真に残しましょう。
公園のベンチを主役に捉えました。構図もいろいろ試してみましょう。
今回のように「テーマのある空間」を撮る場合、写す要素を限定すると、より雰囲気が出ます。例①の写真では、横断歩道等が写り込んでしまい日常的な要素が残っていますが、例②ではぐっと近づき周囲を思い切ってカットしました。できるだけ「日本」を感じさせないように、被写体との距離や角度に工夫をしてみましょう。まるで外国を旅してきたかのような写真を撮ることができます。
横断歩道や点字ブロック等、現実感のあるものが多い。
撮りたいものに近づいて、余計な風景をカットしました。
港区東新橋2丁目
各線 新橋駅より徒歩7分
ゆりかもめ・都営大江戸線 汐留駅より徒歩6分
都営大江戸線 ・浅草線 大門駅より徒歩10分
撮った写真をセピア調の色合いにすると、レトロ感のある写真が楽しめます。お持ちの機器の機能によって、デジカメの撮影モードを利用する、写真のデータを加工する、プリンターで設定して印刷する等の方法があります。お試しください。
取材協力:特定非営利活動法人 コムーネ汐留