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第10回 港区立伝統文化交流館

伝統文化交流館 写真

かつて芸者たちが踊りの稽古に励んでいた「百畳敷」と呼ばれる2階の大広間は、実際に畳部分が約70畳、舞台部分が約30畳。

旧協働会館が「伝統文化交流館」として新オープン!

昭和初期に「見番(けんばん)」として建てられ、その後は港湾労働者の宿泊所として使われてきたこの建物は、都内に現存する唯一の木造見番建造物。老朽化のため長らく閉鎖されていましたが、2年に及ぶ改修工事を経て、新たに令和2年4月「港区立伝統文化交流館」として開館します。

花街だった頃の面影を色濃く残す
昭和初期生まれの近代和風建築

江戸時代に漁場だった芝浦は、明治に入って鉄道が走ると、発着地の近くだったことから活魚料理の料亭が軒を連ねる行楽地へと姿を変えていきました。大正から昭和にかけて、芝浦1丁目付近は多くの芸者を抱える花街としてにぎわいました。

その芝浦1丁目に建つ「伝統文化交流館」は、芝浦花柳界が栄えていた昭和11年に、料亭・置屋・待合茶屋を取りまとめる三業組合の事務所(見番)として建てられたもの。出資したのは当時組合長だった細川力蔵氏で、棟梁は目黒雅叙園も手がけた酒井久五郎氏でした。ただし見番として使われた期間は短く、戦後は港で働く労働者の宿泊所になり、地元の集会にも利用され地域住民に親しまれてきました。その後平成12年3月、老朽化により施設が閉鎖。取り壊しが決まっていましたが、芝浦の歴史文化が詰まった建物を残してほしいという地域の声を受け、平成29年に保存整備工事がスタートしました。耐震化やバリアフリー化が行われ、いよいよ今年4月1日から「伝統文化交流館」として開館します。

伝統文化交流館 外観写真

伝統文化交流館として再生された現在の外観。

「協働会館」と呼ばれていた頃の外観写真/1995年に撮影された写真

(左)「協働会館」と呼ばれ宿泊所に使われていた頃。
(右)1995年に撮影された写真。一番左が現在の伝統文化交流館。並びの建物も宿泊所として使われました。

伝統文化交流館 正面玄関写真

正面玄関。見番時代にはここで芸者の取り次ぎが、宿泊所時代には宿代の精算が行われていました。もともと使われていた窓ガラスや一枚板のカウンターが現在も残されています。カウンター上の引き扉には、卍の字を崩した「卍崩し」の模様がほどこされています。

芝浦の歴史や伝統を
次世代へと伝える施設に

工事では、建物の歴史的価値を保存するため、使用できる部分は極力そのまま残されたほか、エレベーターなどのバリアフリー施設は増築部分にまとめて設置されています。また、建物を丸ごと持ち上げて西に8m移動する曳家(ひきや)工事も行われました。

伝統文化交流館には、芝浦の歴史を写真や映像で紹介する展示室や情報コーナー、軽食・ドリンクを楽しめる「憩いの間」などが設けられています。見どころは、舞台が設置された畳敷きの大広間「交流の間」。ここでは落語など伝統文化に関する講座や公演が行われるほか、貸室としても利用できます。子どもからお年寄りまで楽しめる施設ですから、ご家族で芝浦の歴史と文化に触れに訪れてはいかがでしょうか。

伝統文化交流館 内部写真

1階から2階大広間へとつながる階段。床板がすり切れて、多くの人が階段を上り下りしてきた年月がうかがえます。

伝統文化交流館 内部写真

階段の親柱に装飾された玉ねぎのような形の擬宝珠(ぎぼし)は建築的な見どころのひとつ。

伝統文化交流館 内部写真

(左)1階廊下。見番時代にタイムスリップしたかのような気分にひたれます。左手の部屋は情報コーナー。
(右)見番として建てられた当時の意匠や装飾が随所に残されており、歴史の残り香が漂う近代和風建築を見て、触れて楽しめます。

施設データ

【住所】
港区芝浦1-11-15(JR「田町」駅東口徒歩8分)

【開館時間】
10:00~21:00

【入館料】
無料(貸室利用や催しは別途有料の場合も)

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