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連載コラム

ラグビーワールドカップ日本大会を100倍楽しむコラム

【第1回】世界40億人が熱狂するラグビーワールドカップとは

2019年のラグビーワールドカップ(RWC)日本開催を受けて、日本ラグビーフットボール協会の稲垣純一理事にRWCの魅力やラグビー観戦の楽しみ方等を伺いました。
その内容を5回連載のコラムでお届けしますので、ご期待ください。

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RWCとはどんな大会なのか?

RWCは、オリンピック、サッカーワールドカップと並び「世界3大スポーツイベント」と呼ばれる国際的人気を誇る超ビッグイベント。RWCでは、各国・地域から予選を勝ち抜いた20の強豪チームが参加し、世界一を目指して全48試合を戦う。大会は、4つの予選プールに5チームずつ振り分けて総当たりで対戦し、各プール上位2チームが決勝トーナメントへ進む。これを制したチームが栄光の優勝トロフィー「ウェブ・エリス・カップ」を手にする。

前回のニュージーランド大会では、141万人の観客が競技場を訪れ、世界238局が試合を放送し、約40億人が熱狂したといわれている。この感動必至のスポーツイベントが、2015年にイングランドで、そして2019年には、なんと日本で開催される!

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© JRFU photo by H.Nagaoka

2019年ニッポンにRWCがやってくる!

1987年にはじまったRWCは、4年に1度開催されるが、これまでの開催地は、すべてヨーロッパやオセアニア等の国・地域だった。そんな常識を覆したのが、2019年に開催される日本大会である。これは、ラグビー史上に残る歴史的な出来事と言っていいだろう。しかし、この奇跡の招致の裏には関係者らの苦労の日々があった。

実は、日本が招致に乗り出したのは第7回大会に向けた2005年のことだった。このときは、招致成功まで、あと一歩まで迫ったが、惜しくも涙を呑んだ。それでも諦めなかった関係者の熱意がついに実を結び、ようやく開催にこぎ着けたのが2019年の大会である。第9回となる日本大会は、アジアではじめて開催されることに大きな意味があり、日本のラグビーファンが夢にまで見た、まさに奇跡の大会なのだ。

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© JRFU photo by H.Nagaoka

第2回は、歴代最強!日本代表強さの秘密に迫ります。