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ふれあいコラム

今、話題の人物をクローズアップ!
東京演劇集団風

公益財団法人ハーモニィセンター

山本 直輝さん
(やまもと なおき)

大須賀 敬裕さん
(おおすが たかひろ)

遊び慣れた公園がミニ動物園に変身!
五感で楽しむ「ふれあいどうぶつえん」

9月に麻布運動場で、モルモットなどの小動物とのふれあいや、ポニーの乗馬体験が楽しめる「ふれあいどうぶつえん」が開催されます。ふれあいどうぶつえんの動物たちは、公益財団法人ハーモニィセンターが運営する動物広場からやってきます。ハーモニィセンターの山本さんと大須賀さんに、イベントの魅力についてうかがいました。

ふれあいどうぶつえんの魅力を教えてください。

山本
ふれあいどうぶつえんの魅力は、その名の通り、動物たちに直接さわれることです。一般の動物園ですと、柵の外から動物を見るだけということが多いと思います。その点、ふれあいどうぶつえんはさわることができる動物に特化しているため、生きている動物のあたたかさや、さわった時の感触・匂いなどを直に感じることで、子どもたちの豊かな感性が育まれると思っています。

大須賀
子どもたちの身近な環境で動物とふれあえる点も魅力ですね。皆さんが普段から遊びに行っている公園に、私たちが動物を連れて行く「移動動物園」ですので、子どもたちが普段通り、リラックスした状態で動物とふれあっている姿をよく目にします。出かけたくてもなかなかそれが叶わない今の状況を鑑みても、「いつもの公園」で非日常を楽しんでいただけるのがふれあいどうぶつえんの醍醐味だと思っています。

どのようなことに気をつけて実施されていますか?

山本
まず一番は、慣れない環境にいる動物たちによく目を配るようにしています。大勢の人間に囲まれる時間が続くと疲れてしまったり、神経質になりやすかったりと、動物にもそれぞれ性格があります。疲れが見えたらバックヤードで休ませて、動物にもストレスが少ない環境にすることを心がけています。

大須賀
参加者の皆さんが心から楽しめる環境作りに全力で取り組もう、とスタッフ同士でよく話し合いますね。動物とのふれあいの際に、「こんなこと知ってる?」と、動物に関する豆知識を伝えるようにしているのもその思いからです。家に帰ってからも親御さんと話す機会に繋がったり、友達同士のコミュニケーションの助けになったり、一回一回のイベントを「また来たいな」と思ってもらえるような場にしたいですね。

活動をされている中で、印象的なエピソードはありますか?

山本
継続してふれあいどうぶつえんに遊びに来てくださる方が度々いらっしゃるのは非常に嬉しいですね。直接ふれることで動物に対する愛着も強くなるようで「この馬って○○ちゃん?」と、動物の名前を覚えていてくれた子どもさんもいらっしゃいました。

大須賀
ふれあいどうぶつえんの参加者や、私たちが運営している動物広場に来園された子どもたちの中には、成長してハーモニィセンターの事業を手伝ってくれている子もいるんです。動物に興味を持ってくれて、成長した姿を見ることができるのはとても感慨深いです。

楽しみにされている読者の皆様にメッセージをお願いします。

山本
9月に開催されるふれあいどうぶつえんの一番の楽しみどころは、なんといってもポニーの乗馬体験です。過去のアンケートを見ても、多くの方が一番楽しみにされているのがポニー。モルモットやヤギももちろん人気ですが、自分より大きな動物に乗って歩くという経験は、他に替えがたいのかもしれません。子どもたちにとってドキドキワクワクする体験になるよう、私たちも精一杯盛り上げたいと思います!

プロフィール

公益財団法人ハーモニィセンター

公益財団法人ハーモニィセンター
1961年に設立した内閣府所轄の社会教育団体。「思い出すだけで胸が熱くなる体験」を子どもたちに届けようと、夏休み等の長期休みにポニーキャンプを年間40回実施している。また、自治体からの委託を受け、板橋区・目黒区・葛飾区・相模原市の計5ヶ所に動物広場を運営。その他にもドイツやモンゴルとの国際交流事業、移動動物園、動物を連れて被災地を訪問する支援活動など、様々な活動を行っている。

公益財団法人ハーモニィセンター
公益財団法人ハーモニィセンター
公益財団法人ハーモニィセンター
公益財団法人ハーモニィセンター

麻布地区 ふれあいどうぶつえん

モルモットなどにふれあえるミニ動物園が1日だけ麻布運動場 野球場にオープン。
幼児・小学生はポニーにも乗れるよ。

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