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AKAIKE MUSIC ACADEMY主宰
作曲家、ヤマハ専属音楽指導員
赤池 立弥 さん
『みなとバンドフェスティバル』は、港区内在住・在勤・在学のメンバーを含むバンドのコンテスト。開催11回目となる次回大会は、2018年2月24日・25日に開催されます。この大会の審査員を第1回から務めていただいているのが、作曲、演奏、音楽講師と幅広く活躍されている赤池立弥さんです。まずは、赤池さんと音楽との出会いについてお聞きしました。
「実は、私の父がダンスホールを営んでいまして、物心ついた頃には音楽がごく身近なところにありました。昭和40年代になりますが、当時の流行曲やモダンな洋楽を聴き、プロの演奏を間近に見られる環境の中で、自然と音楽や楽器に興味を持つようになりました。そして、小学生になってからはエレクトーン、ドラム、ギター、ベース等の楽器をマスター。中学生になると、兄のバンドにドラム担当で参加して、様々なバンドコンテストに出場し、優勝したりもしました。さらに兄の誘いでプロのバンドに入り、ドラムやベースを演奏するようになりました」
10代にしてプロのミュージシャンとして活動するようになった赤池さんはその後20代になって、プロとしての確かな知識と技術を身につけるため音楽学校で学んだあと、作曲家やミュージシャンとしての活動の傍ら、バンドや楽器の講師としても活動するようになります。そして2005年頃からは、この『みなとバンドフェスティバル』をはじめとするバンドコンテストに審査員として招かれるようになったといいます。どのような思いで審査を務められているのか、お聞きすると--。
「音楽に熱い情熱を持っている人たちを育てたい、その人ならではの個性や可能性を伸ばしてあげたい、そんな思いで審査しています。審査の時にアドバイスシートに私の思いをびっしり書いてお渡しするのですが、アドバイス通りに練習して、次の年に格段に上手くなって出場する人がいたりすると、本当にうれしいですね」
今後の活動について伺うと、「音楽は世界中の人々の心をつなぐコミュニケーション・ツール、ジョン・レノンのイマジンのように戦争のない世界になるように訴えかけることも出来ます。そんな素晴らしい音楽を多くの人に伝えていきたいですね」と赤池さん。その思いが、どのような形で実を結んでいくのか、楽しみに待ちたいと思います。
山梨県甲府市生まれ。初心者からプロを目指す人までを指導する音楽学校を主宰。ヤマハ専属音楽指導員としてバンド、ドラム、ウクレレ、弾き語り、ベース等の講師を務めるほか、作曲家、ミュージシャンとして多彩な活動を行っている。
「みなとバンドフェスティバル2018」の詳細は「イベント情報」に掲載されています。併せてご覧ください。