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地域で活躍している人のほか、地域の活動を幅広くご紹介します。

誰でも気軽に参加できる盆踊りで人の輪を広げたい

人と地域を元気にする盆踊り実行委員会 代表 港区観光大使 北島由記子さん

人と地域を元気にする盆踊り実行委員会 代表

港区観光大使

北島由記子 さん

●実は港区には消えかけた盆踊り曲がいっぱい!

西麻布霞町町会の婦人部長を務める北島さんが「人と地域を元気にする盆踊り実行委員会」を立ち上げたのは2015年のこと。隣町の婦人部にいた知人から「町外に引っ越すことになったから、引き継ぎ手がいない盆踊り曲『六本木音頭』と『六本木小唄』を任せたい」と相談されたことがきっかけでした。
「私も盆踊りで踊ったことのある曲だし、昔から残っている曲がなくなるのは悲しいと思ったのです。曲を残し、広めていくには行政の力を借りたほうがいいと考え、実行委員会を設立しました」
調べてみると港区には、踊り手の減少や町会の都合のために忘れ去られた“ご当地盆踊り曲”が数多くあることがわかってきました。
「おばあちゃんたちの“こういう歌があったかも”という話をヒントに、眠っている盆踊り曲を探し出し、CD等の音源を作り、振付がない曲には振付をして、盆踊りでみんなが踊れるようにしています」

●楽しく踊って、みんながつながる それが盆踊りの魅力

盆踊り大会や練習会を定期開催するほか、老人会や学校、大使館等から依頼を受け、盆踊りをレクチャーするため都内各地を奔走する日々。北島さんが盆踊りに熱意を傾けるのは「人の輪が広がる」から。「世代の違う人々が同じ空間で踊れるのが盆踊りのいいところ。一人で気軽に参加できるし、振付がわからなければ周りの人に聞きながら踊って、疲れたらバイバイ。それで別の盆踊り会場で同じ人とまた会ったりして、だんだん地域の人と顔見知りになっていけるのです」
老いも若きも楽しめる盆踊りにしたいと、今年6月にはアニメソングで盆踊りを踊るKissポート財団主催「アニ盆フェスティバル2020」に協力します。
「誰もが聞いたことのあるアニメソングで盆踊りを踊りましょう!子どもからお年寄りまで楽しめますよ。手話や外国語に対応しますし、車イスでも参加できます。仮装やコスプレ大歓迎!コスプレイヤーの参加が多ければコスプレファッションショーができるかも!? 企業の協賛も大募集中です」
会場では参加者たちにお面を作ってもらい、そのお面を身につけて踊る企画も進行中とのこと。家族そろって参加してみては?

北島由記子(きたじまゆきこ)さん

人と地域を元気にする盆踊り実行委員会 代表 港区観光大使 北島由記子さん

港区の古いご当地盆踊り曲を発掘・保存・継承し、盆踊りを通じて人と人をつなげる「人と地域を元気にする盆踊り実行委員会」の代表。盆踊り大会や練習会を開催するほか、2018年には港区文化プログラムとして東京2020大会を応援する新曲『跳べ! 2020』を制作。

MINATOシティハーフマラソン2018

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