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地域で活躍している人のほか、地域の活動を幅広くご紹介します。

カイロプラクティックによる健康づくりの智恵をもっと広く伝えていきたい!

東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック 三輪健彦 先生

東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック

三輪健彦 先生

●地域の方々とのつながりが学生のコミュニケーション能力を培う

東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック(新橋)で講師を務め、同校外来センターにて施術も行う三輪健彦先生。港区生涯学習センター(ばるーん)主催で毎年行われるお祭りには、ボランティアとして参加しています。
「カイロプラクティックとは、背骨の動きや筋肉の状態(筋骨格系)をよい状態に導き、からだの痛み、歪み、不具合を取り除いていく手技療法です。姿勢検査によって背骨を見て、症状を判断し、施術を行います。お祭りには学生と一緒に参加し、地域の皆さんの姿勢検査をさせていただくことも。学童館でお子さんの姿勢検査をすることもありますが、今はお子さんも、肩こりになっていることが多いですね」
いろいろな年代や職業の方と触れ合えるのは、地域のイベントならでは。学生たちは、「学校の学びを活かせる貴重な体験。地域の方々とつながりを持てるのも楽しい」と積極的に参加しているといいます。カイロプラクティックでは問診も行います。普段から人の話に耳を傾け、コミュニケーション能力を培うことも、施術者としては大切なことなのでしょう。

●健康づくりは部分ではなく体全体のバランスが大事

東京カレッジ・オブ・カイロプラクティックは、国内唯一の国際認証カイロプラクティック教育機関としても知られています。
「カイロプラクティックは、1895年にアメリカでスタートしました。欧米では、大学教育で国際認証による資格を得た者だけがカイロプラクターとして活動できます。その教育基準はWHOでも定められ、国際的にも高く評価されています。本校では欧米と同じように、医師と連携して活動できるほどの技術・知識を身につけることができます」 今回、生涯学習センター(ばるーん)の「働くあなたにセルフメディケーション講座」全3回の第1回を三輪先生が担当。カイロプラクティックの視点から、健康づくりを伝えます。
「人によっても異なりますが、骨格を整えることで、便秘や生理痛、胃痛などが改善することもあります。腰痛の原因が、首や肩など別の部位の使い方にあることも。骨格や筋肉は、神経や内臓とも密接につながっていますし、もっと言えば、心と体も一体です。『睡眠』や『栄養』など、生活習慣を整えることも大切です」
つまり健康とは、あらゆる要素が関連しあって成り立つもの。どこか一部分ではなく、全体で見ていくことが重要なのです。
「私は、もともと会社員でしたが、交通事故の後遺症で仕事ができなくなり、そこから、健康と向き合う仕事をしたい、自分と同じように体の不具合で困っている人の役に立ちたい、という思いでこの道に入りました。こうした講座が、地域の皆さんの健康意識を高めるきっかけになれば、うれしいですね。カイロプラクティックが信頼できる治療法であることも、伝えていけたらいいなと思います」

三輪健彦先生

東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック 三輪健彦 先生

ロイヤルメルボルン工科大学健康科学部カイロプラクティック学科日本校卒業。応用理学士(B.App.Sc)、カイロプラクティック理学士(B.C.Sc)、国際スポーツカイロプラクティックプロフェッショナル認定(ICCSP)を取得。東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック講師。同校の外来部長として、新橋外来センターにて学生の指導、施術を行う。一般社団法人日本スポーツカイロプラクティック連盟会長。