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みなと区民まつりがもっと楽しくなるグッズ!記念バッジを集めて40年

港区の歴史や文化を未来に伝承する 港区語り部の会

テーラー大駒 店主

大駒敏さん

●生まれ育った港区の建築物をかたどったバッジに魅了されて

10月7日(土)から9日(月・祝)にかけて、第42回「みなと区民まつり」が開催されます。秋の恒例行事として地域から親しまれているこのイベントでは、毎年デザインの異なる記念バッジが販売されていることをご存じでしょうか?
みなと区民まつりの記念バッジをコレクションしているのが、高輪の一角で老舗のテーラーを営む大駒 敏さんです。大駒さんが収集した記念バッジは、30種類を越えます。「第1回、第2回、第4回の記念バッジだけ足りない。その3種類が集まればコンプリートです」と、コレクションを見せてくださいました。過去の記念バッジは、愛宕神社やレインボーブリッジ、根津美術館など、港区の歴史あるさまざまな建物がモチーフになっており、眺めているだけで楽しい気分になれます。
「小さい頃は切手を集めていました。昔から収集癖があったんですよ」と笑う大駒さんが、本腰を入れて記念バッジをコレクションし始めたのは2002年からだといいます。「その年から、建物をモチーフにしたピンバッジに変わったんです。初回は東京タワーのデザインでした。かわいいなあと思い、以降は毎年必ず買うようになりました。気に入ったものは10個以上買います。愛着のある地元の建物が描かれているので、つい欲しくなってしまうんですよ」。
それ以前の記念バッジは缶バッジで、デザインもみなと区民まつりのロゴマークが描かれたものでした。「実は缶バッジだった頃は、熱心に買い集めるほどではありませんでした。ただ、当時はみなと区民まつりに参加するとおまけで記念バッジをもらえることがありました。そのため、自然と手元にバッジが集まっていったのです。真剣に収集を始めてからは、昔のものも揃えたくなって、周りの人に声をかけて欠けた年のバッジも集めるようになりました。今となっては缶バッジのほうが、手に入りにくいぶん貴重かもしれません」。

●身近なランドマークがバッジになり、地域住民が大盛り上がり!

数ある記念バッジの中でも大駒さんの一番のお気に入りは、テーラーのすぐそばに建つ「高輪消防署二本榎出張所」をかたどった2005年のもの。「この時は近所のみんなで盛り上がりました。たくさん購入して、消防署の職員さんに配ったら喜んでくれました」。
毎年、みなと区民まつりには歴代の記念バッジを付けた帽子をかぶって参加しているという大駒さん。「みなと区民まつりは地域の人たちが心待ちにしているイベント。今年も開催を楽しみにしています。もちろん、記念バッジはこれからもずっと集め続けます!」。
今年の記念バッジは、東京プリンスホテルと東京タワーを背にして建つ有章院霊廟二天門がモチーフです。みなと区民まつり当日だけでなく事前販売も行われます。記念バッジを付けてお祭りに参加すれば、お祭り気分がさらに盛り上がるのではないでしょうか!!

大駒敏(おおこまさとし)さん

大駒敏(おおこまさとし)さん

プロフィール

1945年、港区生まれ。創業85年の歴史をもつ「テーラー大駒」店主。みなと区民まつりには、第1回(1982年)から「みんなの広場」への出店に町会の一員として関わり、第23回(2004年)から現在まで実行委員会の会計監事を務める。また、地元の小学校・中学校のPTA会長、町会長、メリーロード高輪商店会会長を歴任。町会長を務めた際は定期的なごみ拾い運動を開催するなど、長年にわたって地域活性化のために力を注いでいる。

大駒敏(おおこまさとし)さん
大駒敏(おおこまさとし)さん

大駒さんの帽子には記念バッジがズラリ。

大駒敏(おおこまさとし)さん

左の箱に入っている缶バッジとピンバッジは、2001年までのみなと区民まつりで販売されていた記念バッジ。2002年以降は、右の箱にあるような建物がモチーフのピンバッジになりました。