第2回 フランス編
日本にはたくさんのことわざや慣用句がありますが、世界各国にも日本とよく似た意味のことわざやその国ならではの言い回しが見られます。
今回は、南麻布に大使館のある『フランス共和国』のことわざ・慣用句を紹介します。
こんにちは、ミシェルさん!
フランスのことわざを教えてくれると聞いて、楽しみにしていました。
ボンジュール(こんにちは)、成程くん。
フランスのことわざと日本のことわざって似ているものもあるのよ。
例えば、フランスに「食べてしまったパンは味がしない」ってことわざがあるけれど、どういう意味かわかる?
味覚って舌で感じるものだから、飲み込んだら味はしない。
そっか! 「喉元過ぎれば熱さを忘れる」ってこと?
Oui(そう)!正解よ! それでは次ね。
「きれいな服よりおいしい食事」は日本では何というでしょう。
洋服より食事を選ぶの? フランスの人はどっちもゆずらなそうだけど。

うふふ。フランス人は食べるのも大好きなのよ。
美しいものよりも食べ物を優先…。
わかった! 「花より団子」だ!
正解! お団子というところが日本らしくていいわね。
それじゃ今度は
「よく愛するものはよく罰する」。これはどういうことかわかる?
好きだけど厳しい? ツンデレだ!
ツンデレ? 変わった日本語ね。大事な人をわざと厳しい状況に置くのよ。
わかった!
「可愛い子には旅をさせよ」でしょ。
Oui!甘やかすばかりが愛ではないの。
それじゃ、最後ね。「目は愛の案内人」。さあ、これはどう?
また愛だ! 僕のような子どもにはわからないよ。
目って素直。好きな人を目で追ってしまったり、つい見つめてしまうものよ。
日本にも
「目は口ほどにものを言う」ということわざがあるしね。

そうか。フランスのことわざは僕にはまだ早かったかな…?
でも、勉強になりました。メルシーボークー(ありがとう)!
参考資料:生きるヒント 日本のことわざ・世界のことわざ