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ふれあいコラム

今、話題の人物をクローズアップ!
オカピさん(ズーラシアンブラスの指揮者)

ズーラシアンブラスの指揮者

オカピ さん

親子で楽しめて、思い出を語ることができるコンサートを目指して

ズーラシアンブラスは、音楽に興味をもってもらい、子どもたちの素晴らしい感性を呼び起こすことを目的に、2000年によこはま動物園ズーラシアで結成されました。スタートは金管五重奏でしたが今ではオーケストラを結成するまでに。楽団のリーダーで指揮者でもあるオカピさんに、6月に開催される『ふれあい親子コンサート 音楽の絵本 AMIGO(アミーゴ)』について伺いました。

『音楽の絵本』はどのようなコンサートですか?

動物たちが活躍するクラシックコンサートとしてスタートしました。今ではメンバーも編成も増えて日本全国で年間130公演しています。最近では海外公演も増えています。台湾ではファンクラブが出来るほど人気なんですよ。

コンサートで大切にしていることは何でしょうか?

子ども達だけではなく、一緒にお父さんやお母さんも楽しんでもらえる事を念頭に置いて創っています。それは家に帰ってからも家族でコンサートの思い出を色々話してもらいたいからなんです。そうやって音楽好きな子をどんどん増やすのがぼくらの野望です。

オカピさんは指揮をされていますが、何か楽器はできますか?

コンサートではたまにタンバリンやマラカスをふりますが「できる」というほどじゃないですね…。それと、作曲するときは頭の中に鳴っている音をピアノで出しますが、これまた「できる」というほどの腕前じゃないなぁ。…ぼくは指揮専門です!

指揮をしていて、気持ちのいい曲ってありますか?

曲によって好き嫌いはあまりないんですが、気持ちのいいときというのは演奏者みんなの息が一つになって良い演奏が出来たときですね。それは金管五重奏だけの時でも、もっと大きな編成の時でも変わらず幸せな瞬間です。あとはオーケストラ(ズーラシアンフィルハーモニー管弦楽団)を結成して、僕の指揮で最初の1音がなったときは鳥肌がたつくらい感動しました。

港区にまつわる思い出や印象等ありましたら、教えてください。

六本木の「STB 139」というライブハウスで定期的に公演をしています。こちらではお酒を飲みながらライブが見られることもあって大人だけで来るお客様が多いんです。僕らにとっては初めてのスタイルだったので、港区は「大人の街」という印象が強いですね。残念ながら「STB 139」は今年の5月で休業してしまうのですが、ズーラシアンブラスにとって特別な空間でした。

コンサートタイトルの「アミーゴ」とは?

こちらの赤坂区民センターでは何度かコンサートをしたことがあるのですが、いままではクラシック音楽を中心に演奏していました。今回は「アミーゴ」というタイトルの通りラテンの編成でお届けします。スタジオジブリの曲やおなじみの童謡が、ラテンのリズムに変身して登場します。演奏していてもすごくハッピーなので、お客さんにも一緒に楽しんでもらいたいですね。

最後に、コンサートを楽しみにしている子どもたちへメッセージをお願いします。

はじめてさんも、前にも見たことあるよってお友だちも一緒に楽しんでもらえるといいな。ぼくらも一生懸命、曲を練習します。みんなに会えるのを楽しみにしてます!

プロフィール

オカピさん

オカピ
生まれはコンゴ民主共和国の二次林。未来を信じるズーラシアンブラスのリーダーです。頭の回転が早く、いつも新しいことを考えています。

オカピさんが世界のいろんな国をまわって集めた各メンバーのプロフィールはこちらのページでご覧になれます。