ここから本文です。
都会的なビル街、四季を感じる自然、表情豊かな海。
港区には写真におさめたくなる“フォトジェニック”なスポットがたくさん。
あなたもカメラ片手に港区探訪!
港区の街を歩いていると、時として何百年もの昔からその地に建つ神社やお寺に出会うことがあります。話題の虎ノ門ヒルズにほど近い「虎ノ門金刀比羅宮」もその一つです。商売繁盛、海上安全の神として祀られているこの神社は、多くのオフィスが入居する虎ノ門琴平タワーに隣接しており、ビルの一部のように立つ鳥居をくぐった先が社殿となっています。ビルの間に厳かにたたずむ姿は、今も昔も人々の心のよりどころとなっています。
JR新橋~浜松町駅間の高架線沿いにあるのは「日比谷神社」。衣食住、農業の神として江戸の人々から深く信奉されてきました。過去3度の遷宮(神社の移転)を経て、平成26年3月に開通した「新虎通り」の建設に合わせて東新橋に新たな社殿を建立。汐留のオフィスビル街を背景に、鮮やかに映える朱の鳥居が目を引きます。
赤坂見附駅そばにあるのが、「赤坂不動尊 威徳寺」。400年以上の歴史を持つ古刹です。本堂は山門から少しのぼった場所にあり、飲食店や商業ビルが立ち並ぶ赤坂の街を静かに見下ろしています。
都心部にある神社・仏閣にレンズを向けると、印象的な写真を撮ることができます。時代の先端を象徴する近代的な高層ビルと、社殿や鳥居といった歴史的な建造物をフレームに同居させることで現代と過去の対比が生まれ、互いの存在感を引き立たせることができます。
今回ご紹介したスポットは、いずれも神仏を祀る神聖な場所。撮影の際は、施設の方に一声かけ、まずお詣りをしてからカメラを構えましょう。
神社や仏閣の建造物には、由緒にもとづく装飾や、伝統的な建築様式が見られます。こうした要素のひとつひとつが、その場の厳かな雰囲気を作っているともいえるでしょう。
全景をおさめるのも良いですが、細部に施された彫刻や金物細工等、目にとまった造形物に近づいて切り取ってみると、その場所でしか撮れない写真を撮ることができます。
金刀比羅宮の鳥居には、四方位を守る霊獣「青龍・白虎・朱雀・玄武」が飾られています。
参拝前、手や口を清める「手水舎」も撮りどころです。
港区虎ノ門1-2-7
東京メトロ 虎ノ門駅より徒歩1分
TEL. 03-3501-9355
港区東新橋2-1-1
JR・東京メトロ・都営浅草線 新橋駅より徒歩5分
ゆりかもめ・都営大江戸線 汐留駅より徒歩3分
TEL. 03-3433-2034
港区赤坂4-1-10
東京メトロ 赤坂見附駅より徒歩4分
東京メトロ 赤坂駅より徒歩7分
TEL. 03-3583-1128
神社やお寺では様々な撮り方が楽しめます。狛犬や狐等の像や灯籠、庭の苔や樹木等を建物と一緒に組み合わせて撮るのもおすすめです。
取材協力:虎ノ門 金刀比羅宮、日比谷神社、赤坂不動尊 威徳寺