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見ても、歩いても楽しめる東京港のシンボル
港区を代表する橋といえば、なんといってもレインボーブリッジ。真っ白な橋が空と海の青に映える美しいフォルムの吊橋です。
今回の「港区探訪」では、爽やかな湾岸風景の代名詞ともなっているレインボーブリッジの魅力をあらためてご紹介します。
1993年(平成5)年開通 長さ(両端アプローチ・アンカレイジを除く吊橋本体):798m
© 東京都港湾局
東京港の芝浦ふ頭とお台場を結ぶレインボーブリッジ。長さ・高さともに区内最大の橋です。正式名称は「東京港連絡橋」といい、愛称のレインボーブリッジは公募で決定しました。観光地、お台場へのルートであると同時に東京港で積み下ろしされる貨物を運ぶトラックの往来も多く、わたしたちの暮らしを支える重要な輸送路でもあるのです。
特徴は、吊橋の特性を活かした優美な曲線。橋を支えるメインケーブルは2本の塔を頂点としてゆるやかなカーブを描きます。さらに、一般道とゆりかもめの走行路が通る芝浦側アプローチはループ橋となっており、都心のビル群が描く直線との対比が際立ちます。夕暮れ後は季節やイベントに合わせた色でライトアップされ、夜景に映える見事な姿を見ることができます。
ループ橋を走るゆりかもめ。車窓から眺めるレインボーブリッジは大迫力です。
ゆりかもめのイメージキャラクター「ゆりも」
レインボーブリッジを歩いて渡れることはご存知ですか?
一般道路とゆりかもめの走行路が通る下層部には、歩行者専用の遊歩道「レインボープロムナード」が通っています。
●開場時間:4/1~10/31…9:00~21:00、11/1~3/31…10:00~18:00
※最終入場は閉場の30分前
●利用休止日:毎月第3月曜日(祝日にあたる時はその翌日)
※自転車に乗っての通行はできません。貸し出し専用台座による手押し通行か、専用の袋に収納して運ぶことは可能です。
※天候上等の理由により、入場ができない場合があります。
●問合せ:東京港管理事務所港湾道路管理課 TEL 03-5463-0224(平日のみ)
吊橋は、陸地から塔へむけてメインケーブルを張り渡し、そこから垂らしたハンガーケーブルで橋桁を吊る構造の橋じゃ。メインケーブルの両端は、アンカレイジというコンクリート製の重りにつなぎ留められており、重たい橋をしっかりと支えているぞ。橋桁に荷重が加わると、ハンガーケーブルを通してメインケーブルに力が伝わる。するとメインケーブルには引張力が働き、塔に圧縮力を発生させてアンカレイジまで伝えられる仕組みじゃ。吊橋は、橋の中でも最も長い距離の橋を架けることができる構造なんじゃよ。
出典:独立行政法人 土木研究所 構造物メンテナンス研究センター
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