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港区探訪

港区のパブリックアート

第7回 MINATOシティハーフマラソン2018 コース沿線特集総集編

高輪消防署 二本榎出張所 外観写真

「MINATOシティハーフマラソン2018」のコース沿線には、わくわくするようなアート・スポットがいっぱい! コースのチェックとともにアートも楽しんでみませんか?

A 芝公園周辺

芝公園内の「銀世界」周辺からハーフマラソンがスタート!

ハーフマラソンのスタート地点は、芝公園の一角、紅梅・白梅あわせて約70本の梅が植えられる「銀世界」周辺です。芝公園一帯はもともと増上寺の境内で、お寺を取り囲むようにしてあります。増上寺のアートといえば年に数回しか一般公開されない「増上寺光摂殿(こうしょうでん) 大広間天井絵」。108畳敷きの大広間の格天井(ごうてんじょう)(正方形の格子に組んだ天井)の1枚1枚に、小倉遊亀(おぐらゆき)や上村松篁(うえむらしょうこう)等日本を代表する120名の日本画家によって、四季折々の草花が描かれています。

増上寺 写真

増上寺は浄土宗の七大本山の一つで、酉誉聖聰(ゆうよしょうそう)上人によって、浄土宗正統根本念仏道場として創建された歴史ある寺院。

「三解脱門」 銀世界 写真

写真左)増上寺の表の顔「三解脱門」。
写真右)銀世界では2月に「梅まつり」も。

B 虎ノ門ヒルズ/麻布十番商店街

最初の折り返し地点までのコースは国際色豊かなアートがいっぱい。

ハーフマラソン2キロ地点辺りに位置する虎ノ門ヒルズには、国際的なアーティストによるパブリックアートが点在。オーバル広場に設置されたスペインのアーティスト、ジャウメ・プレンサ氏の大型彫刻作品「ルーツ」等、ダイナミックなアートが楽しめます。最初の折り返し地点となる麻布十番商店街では、12カ国のアーティストによる「微笑み」をテーマとしたモニュメントや、商店街のランドマーク「きみちゃん」の像(童謡「赤い靴」に登場する女の子)にも出会えます。

彫刻作品「ルーツ」 写真

彫刻作品「ルーツ」は8つの言語の文字によって形づくられている。内側から鑑賞すれば、また違った表情が楽しめる。

虎ノ門ヒルズ アート作品 麻布十番商店街「きみちゃん」の像 写真

写真左)虎ノ門ヒルズではアートが随所に。
写真右)麻布十番商店街「きみちゃん」の像。

C 品川シーズンテラス

14キロ地点周辺で自然と融合したアートで癒されて!

品川駅近くの品川シーズンテラスには、「光」「風」「水」といった自然エネルギーを感じられる仕掛けがいたるところに施されています。「風の道」を象徴したランドスケープデザインの「イベント広場」は、多様な緑と生物を育む、水と緑のエコロジカルパークです。その一角では、世界的なアーティストの中谷芙二子氏による霧の彫刻「NAGI 凪」も体験できます。オフィススペースに続く2階エスカレーター壁面には、太陽光を受けて輝く水面を表現した「リボンアート」も見られます。
※オフィススペースへは、関係者以外の方は入れません。

「リボンアート」 写真

アートデザイナー澤田広俊氏による「リボンアート」。無数のステンレスリボンが上空150mの天窓からの光を受けて輝く。

広場「風の道」 霧の彫刻 写真

写真左)「風の道」として設計された広場。
写真右)緑地の一角では霧の彫刻の体験も。

D 高輪消防署 二本榎出張所

ゴールまでもう少し!
歴史を感じるレトロな消防署がある15キロ地点。

二本榎出張所は、第一次世界大戦後に流行した「ドイツ表現主義」というスタイルで1933年に建てられました。窓や壁等、随所に曲線をあしらったダイナミックな設計で、1984年には東京都の文化デザイン事業の一環として、望楼(火の見やぐら)の上に青いタワーが設けられました。昭和初期の面影を残す貴重な近代建築でありながら、築85年となったいまも現役の消防署として地域の安全を見守っています。予約不要で施設内を見学できる街の人気スポットです(団体は要予約)。

二本榎出張所 円形講堂 写真

3階の円形講堂には、消防の歴史を物語る品々が展示されています。天井中央に集まる8本の梁やアーチ窓が美しいつくり。

高輪消防署 二本榎出張所 国産消防車 写真

写真左)2010年、東京都選定歴史的建造物に。
写真右)戦後に活躍した、初の国産消防車。

MINATOシティハーフマラソン2018
コース図

MINATOシティハーフマラソン2018 コース図

▲上記コース図のクリックで拡大表示します。