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全121席のプラネタリウム。平日12時30分からの無料投影「おひるのプラネタリウム」は近隣で働く人々に好評です。
ジャンプしたり、引っ張ったり、考えたり…。港区立みなと科学館には、頭と体を使って科学に親しむ展示がいっぱい。臨場感ある映像を楽しめるプラネタリウムも人気です。
港区立みなと科学館は2020年4月、日本初の文部省(当時)認可小学校である鞆絵(ともえ)小学校の跡地にオープンしました。「“まちに息づく科学”の発見と探究」をキーワードに、五感を使って科学を楽しむ展示が揃っています。
1階の常設展示コーナーでは、港区に生息する動植物を観察できる「しぜん」、都市を支える技術について探る「まち」、海や川、船に注目した「うみ」、自分の体を科学の目で見る「わたし」という4つのテーマに沿って展示が展開されています。その中央には、港区の地形を模した大型スクリーン「みなと・クエストMap」が置かれており、バーチャルのドローンを操作して3Dの港区を探索したり、デジタルマップで埋め立てによる海岸線の変化を見ることができます。
2階には、最新の光学投影機と4K映像システムを備えたプラネタリウムを設置。1日に最大6つのプログラムを投影し、有料投影では解説員による星空の生解説が行われます。
ほかにも、季節ごとに行われる企画展や科学ワークショップなど好奇心を刺激するイベントが多く、子どもから大人まで幅広い世代が楽しめる施設となっています。2階には気象庁による気象科学館も隣設。港区ならではの科学館、ぜひ一度訪れてみてはいかがでしょうか。
身の周りの生活と自然のつながりを体験する「しぜん」エリア。
生きものの成長について知るコーナー。回転パネルを動かして、成長の過程を正しく表示してみましょう!
港区の空を飛び回っているような感覚を味わえる体験型展示「港区空中散歩」。大きなスクリーンの前で体を傾けると景色が流れていきます。
「水流シミュレーター」では、全身の動きでイカダを操作して川下りをします。進んだ距離はランキングされ、他の来場者と競い合います。
「わたし」エリアでは人体にまつわる不思議を考察します。年齢が上がると聞こえづらくなる高域の音が鳴る「耳年齢診断」というユニークな展示も。
滑車の使い方によって、重さの感じ方がどれほど違うかを体感できる「クレーンで持ち上げろ」。
光の角度によって色の見え方が異なる昆虫を、偏光フィルターを通して観察するコーナー。
電子顕微鏡を備えた実験室。ここで実験や工作を楽しむ講座やサイエンスショーが開催されます。
館内を案内してくれた広報の眞木まどかさんは「科学に興味がある人もない人も、気軽に来てもらえたら。仕事帰りに立ち寄りやすいよう20時まで開館していますよ!」。常設展示コーナーの入口には、2020年のオープニングイベントに来館した元宇宙飛行士・毛利
衛さんのサインが残されています。
https://minato-kagaku.tokyo/
住所:港区虎ノ門3-6-9 1階・2階
開館時間:9:00~20:00(プラネタリウム最終投影は19:00/入館は閉館の30分前まで)
休館日:第2月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始、臨時休館日あり
アクセス:東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅徒歩4分、「神谷町」駅徒歩5分、
銀座線「虎ノ門」駅徒歩10分、南北線「六本木一丁目」駅徒歩15分
料金入館無料(プラネタリウムは有料)