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《TAKT PROJECT「glow⇄grow: globe」》 光に当てると固まる樹脂をLEDにたらし続けることで、姿を変え続ける作品。
私たちの生活を楽しく豊かに彩る「デザイン」。デザインを軸とした展示やイベントを通して、世の中のものごとを新しい視点(sight)から見つめ直してみませんか。
世界的に著名なデザイナーの三宅一生さんが2007年に創立した「21_21 DESIGN
SIGHT」は、デザインの視点から日常を捉えた展覧会やワークショップなど、さまざまなプログラムを行う施設です。ディレクターを務めるのは、グラフィックデザイナーで館長の佐藤
卓さんとプロダクトデザイナーの深澤直人さん。展覧会のディレクションの多くはデザイナーによって手がけられ、またエンジニア、職人、企業などさまざまな分野の人々が参加しているため、五感に訴える展示を楽しみながらデザインへの理解が深まります。
建物を設計したのは日本を代表する建築家、安藤忠雄さんです。三宅一生さんの服作りのコンセプト「一枚の布」から着想を得て、一枚の鉄板を折り曲げたような屋根が作られました。都内で安藤忠雄作品を気軽に堪能できる場所としても知られています。
現在は、“マテリアル”に注目した企画展「Material,
or
」が11/5(日)まで開催中。地球上に存在するあらゆる“マテリアル”は、私たちが使う“もの”としてデザインされる過程で特定の意味が与えられ、“素材”となります。この展覧会では、人間と自然との関わり方をアートやデザイン、人類学の観点からひも解きます。観覧後は、道端の石、通りすがりの木など、周りの風景がいつもと違って見えるかも!?
《小野
栞「Muse」》光を受けて輝く薄い布は、0.06mmのステンレスワイヤーを手編みしたもの。「ステンレス」という金属のイメージからは想像できない繊細な美しさです。
《吉田 勝信 「calling coals / coal's
calling」》印刷屋、農家、大工、編組作家の4名が、山形で採集した石炭を使ってそれぞれに「どう石炭を理解するか」を表現。
《三澤
遥+三澤デザイン研究室「ものうちぎわ」》展覧会の企画チームが浜辺で収集した貝がらや石、流木などをちりばめています。
ショップエリアには入場料なしで入れます。21_21 DESIGN
SIGHTの1/500スケール建築模型や、コンクリート壁の写真をプリントしたトートバッグなど、オリジナルグッズが充実。
《太田 翔「According to the Grain: Coat
rack」》一枚板の節を丁寧に掘り出したコートラック。企画展担当スタッフは「木材というマテリアルと対話するからこそ生まれる作品」と語ります。
《金崎将司「山びこ」》雑誌やチラシなどの紙を何層にも重ねた立体作品。
コピーライターによるキャッチコピーが作品と観覧者をつなげます。
《ACTANT FOREST「Comoris BLOCK」》
米ぬかや竹炭などを素材としたブロックに樹木を植えたもの。都市に森をもたらすキットです。
住所:港区赤坂9-7-6 東京ミッドタウン
ミッドタウン・ガーデン
開館時間:10:00~19:00(入場は18:30まで)
休館日:火曜日、年末年始、展示替え期間
入館料:一般1,400円、大学生800円、高校生500円、中学生以下無料
アクセス:
都営大江戸線・東京メトロ日比谷線「六本木」駅徒歩5分
東京メトロ千代田線「乃木坂」駅徒歩5分