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港区探訪

港区‒自慢の宝ものを訪ねて

第19回 パナソニック汐留美術館

《TAKT PROJECT「glow⇄grow: globe」》 光に当てると固まる樹脂をLEDにたらし続けることで、姿を変え続ける作品。

企画展と連動して展示作品が入れ替わる「ルオー・ギャラリー」/ルオー・ギャラリー テーマ「ルオーのマティエール」(2023年7月15日~ 9月18日)

世界で唯一、ルオーの名を冠したギャラリーをもつ美術館

パリにあるジョルジュ・ルオー財団とパートナーシップを結ぶ美術館です。
都心の一角で、喧騒を忘れてアートを楽しんでみませんか?

ユニークな切り口の企画展とルオー作品のコラボレーション

今年で開館20周年を迎えたパナソニック汐留美術館は、パナソニックが社会貢献事業の一環として設立した施設です。フランスを代表する画家、ジョルジュ・ルオーの絵画や版画など約260点を収蔵し、常設展示室「ルオー・ギャラリー」で、企画展に関連したテーマの展示を行っています。
企画展は年4回ほど開催。「ルオーを中心とした美術」「建築・住まい」「工芸・デザイン」の分野から、学芸員が独自の切り口で展覧会を企画しているため、いつ訪れても見ごたえがあります。また、パナソニックが運営する美術館だけに、展示照明や映像技術には並々ならぬこだわりがあり、作品の品質管理に配慮したLED照明を採用しているほか、個々の作品の魅力が一層引き立つように明るさや配置、照明の数が細かく調整されています。
現在開催されている企画展は、「開館20周年記念展コスチュームジュエリー 美の変革者たち シャネル、スキャパレッリ、ディオール 小瀧千佐子コレクションより」。コスチュームジュエリーとは、高価な宝石や貴金属を使わず、衣服との組み合わせで身につける人の魅力を引き出す装身具のこと。20世紀以降、シャネルによって広く普及しました。この展覧会では400点あまりの作例を紹介しながら、コスチュームジュエリーの歴史や様式美に迫ります。
この時期の「ルオー・ギャラリー」では、「サーカス」をテーマにルオー作品を展示しています。

本企画展 開催中の本企画展は、①オートクチュールのためのコスチュームジュエリー②コスチュームジュエリーの様式美③アメリカで花開いたコスチュームジュエリーを紹介する3章立ての構成。

チョーカーと3連ネックレス 左)ワイヤーに透明度の高いクリスタルガラスをあしらったチョーカー/コッポラ・エ・トッポ 《チョーカー「花火」》 デザイン:リダ・コッポラ、1968年、クリスタルガラス、ガラスビーズ、ワイヤー、メタル、小瀧千佐子蔵 (上)葉脈まで再現したメタルの3連ネックレス/スキャパレッリ 《ネックレス「葉」》 デザイン・制作:ジャン・クレモン、1937年頃、クリアエナメル彩メタル、メタルメッシュ、個人蔵

油絵とミュージアムショップ、スランプラリー (左)晩年のルオーが女性道化師マドレーヌを描いた油絵。「ルオー・ギャラリー」にて展示中です/ジョルジュ・ルオー「マドレーヌ」1956年作(右上)ミュージアムショップには展覧会や所蔵作品にちなんだグッズが充実。(右下)4つの企画展を訪れると記念品がもらえるスランプラリーを実施中。

ネックレス/シャネル シャネルの創始者、ガブリエル・シャネルが古代や異文化の影響を受けて作り出した神秘的なネックレス/シャネル 《ネックレス「ビザンチンクロス」》 制作:ロベール・ゴッサンス、1960年頃、ガラスビーズ、メタル、小瀧千佐子蔵

ネックレス/クリスチャン・ディオール ディオールのエレガントなドレスによく似合う優美なネックレス/クリスチャン・ディオール 《ネックレス、イヤリング》 制作:ミッチェル・メイアー、1954年頃、ラインストーン、模造パール、メタル、小瀧千佐子蔵

作品/スキャパレッリ 戦争の悲惨さを表し、反戦メッセージが込められた作品/スキャパレッリ 《クリップ「ハート」モチーフ》 デザイン:ジャン・シュルンベルジェール、1938年頃、エナメル彩メタル、ラインストーン、小瀧千佐子蔵

広報の杉本 静さん 「近隣にお住まいの方や、港区で働く方々に仕事終わりに足を運んでいただけるよう、20時まで開館する夜間開館日も設けています。お越しいただくたびに新しい発見があるはず」と、広報の杉本 静さん。

パナソニック汐留美術館

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住所:港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階
開館時間:10:00~18:00(入館は17:30まで)
※夜間開館日あり
休館日:水曜(祝日は開館)、展示替期間、年末年始、夏季休業期間
入館料:一般1,200円、65歳以上1,100円、大学生・高校生700円、中学生以下無料
アクセス: JR「新橋」駅徒歩8分、東京メトロ銀座線・都営浅草線・ゆりかもめ「新橋」駅徒歩6分、都営大江戸線「汐留」駅徒歩5分

パナソニック汐留美術館「開館20周年記念展 コスチュームジュエリー 美の変革者たちシャネル、スキャパレッリ、ディオール 小瀧千佐子コレクションより」チケットプレゼントキスポート読者の皆さまの中から抽せんで15組30名様をご招待します。

開催期間:10/7(土)~12/17(日)

応募方法:当財団HPまたはハガキに①郵便番号・住所②氏名(フリガナ)③年齢④電話番号⑤今回の港区探訪(パナソニック汐留美術館)の感想を明記のうえ、〒107-0052 港区赤坂4-18-13 赤坂コミュニティーぷらざ 2F Kissポート財団 広報・事業推進課「コスチュームジュエリー」チケットプレゼント係まで。

問合せ:Kissポート財団 広報・事業推進課 TEL 03(5770)6837(平日9:00~17:15)

締切り:11/19(日)必着

※当選者の発表はチケットの発送をもって代えさせていただきます。

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