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港区探訪

港区‒自慢の宝ものを訪ねて

第22回 麻布台ヒルズ ガーデンプラザ/中央広場

中央広場

「ギャラリー&レストラン舞台裏」では、メディアアーティスト 落合陽一の世界観に没入できる展覧会「ヌル庵:騒即是寂∽寂即是騒」を3月17日(日)まで開催中。写真右側に見える黒電話は“オブジェクト指向菩薩”との対話ができる作品。入場無料(作品全体を堪能するツアー形式の「茶事体験チケット(薄茶、主菓子、お土産付)」は有料)。

アート好きにはたまらない、文化の一大発信地

前回に続き、麻布台ヒルズの楽しみどころをご紹介。
今回はアートスポットとしての魅力をたっぷりお伝えします!

現代アートから漫画まで
幅広いジャンルの文化・芸術が楽しめる街

麻布台ヒルズを訪れてみると、あらゆる場所に、世界的なアーティストたちの手によるパブリックアートが設置されていることに気づきます。というのも、麻布台ヒルズのテーマは「街全体がミュージアム」。現代アートからエンターテインメントまで、多様な文化を世界に発信する拠点をめざしており、さまざまな形でアートを楽しむことができるのです。
麻布台ヒルズ内はタワープラザやガーデンプラザなど複数のエリアがありますが、その中でも文化や芸術を楽しめる施設がひときわ多く揃っているのがガーデンプラザです。美術館仕様の設備を備えた「麻布台ヒルズギャラリー」は、麻布台ヒルズの文化発信の中核となる施設で、現在は開館記念の展覧会「オラファー・エリアソン展:相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」を開催中です。そのほかにも、2月にお台場から移転オープンした「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」や、漫画家と版元が監修する妥協のないアートプリントを展示販売する「集英社マンガアートヘリテージ」、パフォーマンスやアートを鑑賞しながら本格的な料理を楽しめる「ギャラリー&レストラン舞台裏」など、個性豊かなギャラリー&店舗がずらりと並んでいます。
ここにしかない新しい文化体験が詰まった麻布台ヒルズ、ぜひ足を運んでみてくださいね。

ガーデンプラザ 上空から見た、屋上緑化がほどこされたガーデンプラザ。

パブリックアート中央広場に点在するパブリックアート。(左上)腰かけることもできる丸太の彫刻は、石器時代の最後の夜を想像して作られました。〈石器時代最後の夜(2017・2023)/曽根裕〉(左下)天然岩を鑑賞する中国の文化「供石」の風景を近代的な素材で再現。〈Artificial Rock. No.109(2015)/ジャン・ワン〉(右)世界平和への願いや希望が込められた作品。〈東京の森の子(2023)/奈良美智〉

チームラボ 世界に類のないアートミュージアムとして国内外で権威ある賞を多数受賞している「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」では、色彩豊かなデジタルアートを楽しめます。©チームラボ

オラファー・エリアソンによる作品

カフェ、マーケット、マンガアートヘリテージ 環境問題に積極的に取り組むアーティスト、オラファー・エリアソンによる作品の数々も。(上)森JPタワーのオフィスロビーに展示されたパブリックアート。(下)紙を乗せた台が振り子のように動くことで、ペンによって幾何学的な模様が描き出される作品。「麻布台ヒルズギャラリー」で開催中の「オラファー・エリアソン展」にて展示。〈終わりなき研究 2005年〉©中戸川史明

カフェ、マーケット、マンガアートヘリテージ (左上)「麻布台ヒルズギャラリーカフェ」では、「麻布台ヒルズギャラリー」の展覧会やイベントとコラボレーションしたメニューを楽しめます。©中戸川史明(左下)31店もの食の専門店が集まる「麻布台ヒルズ マーケット」。惣菜やベーカリー、スイーツ、ワインなど、多彩な食材・調理品が手に入ります。©DBOX for Mori Building Co., Ltd. - Azabudai Hills(右)「集英社マンガアートヘリテージ」は、尾田栄一郎『ONE PIECE』などの限定版マンガアートを展示販売。所有者情報をNFTブロックチェーンで記録し保証するシステムを採用しています。

麻布台ヒルズ

住所:港区麻布台1-3-1、他
開館時間:《ショップ》11:00~20:00(店舗により異なる)、《レストラン&マーケット》11:00~23:00(店舗により異なる)
※麻布台ヒルズギャラリーなどのその他施設は公式Webサイトにてご確認ください。
休館日:各施設により異なる

アクセス: 東京メトロ日比谷線「神谷町」駅直結、南北線「六本木一丁目」駅徒歩4分、大江戸線「六本木」駅徒歩10分、大江戸線「麻布十番」駅徒歩10分