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「赤坂能」ワークショップは、全8回の謡と仕舞のお稽古の後、12/12(土)に赤坂区民ホールでの発表会に臨むユニークな講座です。昨年同様、今年も宝生流シテ方能楽師である辰巳満次郎先生にご指導を受けています。社会人がメインの一般クラスと保育園児のクラスでは目下猛特訓中!お稽古の最中、お話を伺ってきました。
細川 由美子さん(港区在住)
以前から能に興味があり、「赤坂能」ワークショップへの参加は今年で3回目です。ワークショップでは、「能の世界と歴史」や「現代」との関わりを考えることができるので、とても楽しいです。
辰巳先生はいつも明るくていらっしゃって、冗談を交えてのお話も楽しくて、ご指導もわかりやすいのでとても良い雰囲気の中、勉強できています。12/12の発表会では「船弁慶」を舞うのですが、その日まで真面目に練習に取組みたいと思っています。
坂口 隆廣さん(港区在住)
今回、初めてこのワークショップに参加しました。以前、観世流で謡を習ったことがあって、もう一度やってみたいと思って。とにかく難しいです。ボケる暇なし(笑)。お能の歴史や伝統の重み、そういったものを学ぶことができるのが魅力です。
「高砂」を舞いますが、とにかく謡と仕舞、両方きちんとマスターしたいと思っています。このひとつをちゃんと仕上げることが今回の大きな目標です。頑張ります!
麻布保育園 園長 今村 和子さん
「麻布は区内でも最も国際的な街。そんな環境の中、外国人の子どもも日本人の子どもも共に日本の伝統芸能の一端に触れてほしい、そうした思いがきっかけでした。また、背筋を伸ばして美しく座って、ご挨拶する…そうした能の美しい所作も子ども達に学んでほしいと思いました。
良い緊張の中、非常に一生懸命やっていますね。辰巳先生のような偉い先生に、すっかり親しんでしまって(笑)、先生の魅力だと思います。先生は時に厳しく、また時にちゃんと褒めてくださって、その塩梅が絶妙なので見ている大人の我々も子ども達への接し方という意味で大変勉強になっています。
園児も我々もそして親御さんもみんな一生懸命です。とにかく「猩猩(しょうじょう)」をしっかり覚えて素敵な思い出をみんなで作りたいと思っています。
一般クラスの皆さんの練習風景
麻布保育園の園児達の練習風景