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連載コラム

ようこそ!シアターの世界へ

第1回 演劇

演劇ってどんなもの?

演劇の歴史は古く、西洋でも東洋でもその起源は神話や呪術にあるといわれています。古代では宗教的意味合いが強かったのですが、時代の変遷とともに、芸術・娯楽として発展していきました。演劇は生のパフォーマンスなので、同じ演目でもセリフ回しや「間」、動き等が少しずつ異なります。時にはアドリブが入ることも。二度と同じ公演がないというライブ感は、観劇の大きな楽しみです。

赤坂ACTシアター

赤坂ACTシアター

演劇文化の広まり

16世紀のイギリスで活躍したのが、劇作家のシェイクスピアです。この頃から演劇は、貴族だけでなく民衆の娯楽としても広まっていきました。「四大悲劇」と言われる名作は、現代でも繰り返し上演されています。

シェイクスピアの四大悲劇

『ハムレット』『マクベス』『オセロ』『リア王』
ウィリアム・シェイクスピア

ウィリアム・シェイクスピア
(1564〜1616)

劇場に行ってみよう!

「演劇を見てみたい!」と思ったら、ぜひ劇場に足を運んでみましょう。劇場によって上演作品のジャンルに特色がありますよ。

■赤坂ACTシアター(座席数 1324席)

赤坂サカス内にあるエンターテインメント劇場。著名な劇団の公演や人気俳優の出演作品を観ることができます。

■俳優座劇場(座席数300席)

60年以上の歴史を持つ劇場。俳優座劇場プロデュース公演のほか、多くの劇団の作品も上演しています。

知ってる?鑑賞マナー

遅刻厳禁!

開演後の入場は、周囲の人の迷惑になるだけでなく、出演者の集中が途切れてしまいます。遅くとも開演時間の15分前には着席しているようにしましょう。

もう一度確認!

映画と同様、上演中の携帯電話の使用は厳禁です。画面の光やバイブレーション音も気になるものです。電源をOFFにしたかどうか、開演前にもう一度確認を。

お静かに!

上演中は話したりせず、作品に集中しましょう。コミカルな場面で笑うのはOKです。